こんにちは。ヨガジェネレーションのがんちゃんです。
先日とても嬉しいことがありました。私が担当するヨガ講座の生徒さんができたてほやほやの共著をプレゼントしてくださったのです!
いわゆる「デキる人」は、ヨガの実践をしていなくてもヨガ的な考え方・生き方をしているのではないか?という気づきを発端としています。この視点を裏付けるために、そうした「デキる人」1人1人に丁寧に眼差しを向け、対話を重ねた軌跡をまとめた一冊です。
ヨガを始めると良い人、ヨガを必要としない人
本書を手がけるのはヨガスタジオを併設した鍼灸院、神楽坂ホリスティック・クーラを運営する石垣英俊さんと、そこでヨガクラスを担当する及川彩さん。石垣さんの知人やお客様には大手企業の幹部を務める方や著名アスリートもいらっしゃるようで、そうした方との会話で得た気づきも多数掲載されています。
本の冒頭ではヨガの効果をわかりやすく説明。また、「ヨガを始めると良い人、ヨガを必要としない人」という気になるリストも。どちらかといえば気になる後者を抜粋してご紹介すると、、、。
- <ヨガを必要としない人>
・リフレッシュできる趣味やスポーツがある
・仕事もプライベートもストレスを感じることがほとんどない
・忙しくても、仕事が楽しい
・肉体の疲労感をちゃんと感じる
つまり、音楽やスポーツなどの趣味があり、自分のコンディショニング(心身の調整)がある程度できる人は必ずしもヨガのポーズや呼吸法はいらない。むしろ、こういった方々こそ「ヨガしていないのに、ヨガしてる人」と見ているそうです。面白い視点ですね!
ビジネスパーソンのための具体的なヨガの活用法が満載
ヨガの効果を明確にした後は「ヨガを日常に取り入れる8つの方法」が紹介されています。(結論がすぐに読める構成となっているのも忙しいビジネスパーソンを意識してのことなのでしょう。)
仕事ではどうしても同僚のパフォーマンスや成績を意識し、そのことに感情を振り回されがち。本書でも「もし同僚が自分よりも早く昇進したらどう思うか?」という問いかけを織り交ぜながら「対象を常に自分に置く」ことを提案します。兎にも角にも、まずは自分のやるべきことや目標を明確にすることに集中することで不要な感情のブレや他者との衝突を避けられると言います。
他にも「あえてルーティーンを取り入れる」「自ら動く」「繋がりを大切にする」といった方法が挙げられています。いずれも具体的なビジネスシーンやエピソードが提示されているためリアリティがあり、自分ごととして捉えやすくなっています。
そもそもヨガとは?を手軽におさらいできる
「ヨガって言葉はよく聞くけれどそもそも何なの?」という方でもすぐに読んでわかるセクションも。「ヨガが好き!」と打ち込んでいるヨギ・ヨギーニでも、いざその起源や種類、哲学の基礎(八支則など)を聞かれたら分かりやすく説明するのは難しいもの。この本を読めばそれらを手軽に学習・復習することができます。また、マインドフルネスや禅にも触れている章もあります。
著名ヨガ講師のインタビューも収録!
最終章には日本のヨガ界を牽引してきた講師によるインタビューが。テーマは「ヨガをなぜ始め、続け、そして伝えるのか」。著名な先生方のこうしたお話はどこかで読んだことがあるものの、毎回少し違ったエピソードを知ることができるのが嬉しいですよね。講師のラインナップは下記の通り!
ケン・ハラクマ、chama、HIKARU、ヤスシ、中村尚人、佐藤ゴウ、しんのすけ、野沢和香(※掲載順)
ヨガは誰かに強制できるものではありません。ですが「なぜすると良いのか?どんな効果があるのか?」をより分かりやすく伝えることができれば、振り向く人が1人でも2人でも増えるかもしれません。身近な家族や友人、会社の同僚やはたまた上司に??ヨガを勧める説得材料をお探しの方はぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか。