つらいむくみの原因はリンパの流れ?
朝はすっきりしてたのに夕方には足がパンパン!そんな悩みをお持ちの方も多いのでは?原因の一つとしてリンパの流れが悪くなっていることが考えられます。リンパ液が流れているリンパ管は、血管と同様に全身に張り巡らされており、余分な水分や疲労物質、毒素などの老廃物を体外に排出する役割を担っています。
そのため、リンパの流れが滞ると、冷え性やむくみ、肌荒れなど様々なトラブルの原因に。ある製薬会社の調査(※1)では、20~50代の女性の半数が足のむくみに悩んでいるにも関わらず、足のむくみへの対策に満足している人は4割にも満たないと発表されています。
(※1 「足にむくみのある女性1,000人に聞いた足のむくみに関する実態調査」 エスエス製薬株式会社)
足の重ダルには鼠径部(そけいぶ)を意識!
リンパ液を回収するリンパ管は、自らリンパ液を押し出すことができません。筋肉や筋膜の伸縮などで周辺組織が動くことでリンパ液は流れています。そのため、座っている時間が長い人や体の緊張が強い人は、リンパの流れが停滞して足がむくみやすくなります。
リンパ液の流れが滞るもう一つの要因としてリンパ節が挙げられます。リンパ節はリンパ管の途中にあるフィルターのような役割を持ち、わきの下や足の付け根、膝裏などに集中しています。長時間同じ姿勢で座っていると、このリンパ節が圧迫されてリンパ液の流れが滞り、むくみにつながってしまいます。
足のむくみを軽減させるために、足の付け根(鼠径部)の周りにアプローチするヨガのポーズでリンパ液の流れをよくし、足の重ダルを解消していきましょう!
足の重ダル解消その1。がっせきのポーズ
- 骨盤を立て、背筋を伸ばして座ります。
足裏を合わせて、手でつま先を持ちます。
足の付け根から両膝を上下に動かす。
しばらく続けると、足の付け根がポカポカしてきます。柔らかくほぐれてきたら、両膝を揃え、1に戻ります。
足の重ダル解消その2。英雄の座位のポーズ
(※膝に不安がある方はこのポーズはお休みしましょう。)
1. 両膝をそろえて立ちます。
- 1の状態を保ったまま、足先を腰幅より広めに開き、足の間にお尻を下ろします。(※膝に痛みを感じたらすぐにポーズを中止しましょう)お尻が床に届かない方は、おしりの下にブロックを置いて、そこに腰を下ろすことでポーズを軽減できます。
骨盤の上に背骨、頭を乗せて安定した姿勢でしばらく呼吸を続けます。
まとめ
英雄の座位のポーズはお腹が大きくなってきて、足がむくんできたというマタニティの方にもおすすめのポーズです。お風呂上りの血行が良くなっているときに行うのもよいかもしれませんね。整体やマッサージに頼っていた方も寝る前に簡単に取り入れられるポーズですので、今夜からセルフケアヨガを試してみてはいかがでしょうか?