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ストレッチは大きく分けて2種類
ストレッチには大きく分けて「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」があります。
動的ストレッチ
運動前にする準備体操。筋肉をほぐし、可動域を広げることにより、怪我防止につながる。
静的ストレッチ
筋肉に蓄積した老廃物を排出すること。柔軟性の維持にもつながり、主に疲労回復・リラクゼーション作用に効果がある。
「静的ストレッチ」はヨガに近い効果がありますね。
「静的ストレッチ」のアイソメトリック
アイソメトリックとは、アイソが<同じ>、メトリックは<長さ>を意味し、等尺性トレーニングとも呼びます。投げる、跳ねるというような動きを伴わない、筋収縮運動を中心とする筋力トレーニングのことです。筋肉を動かさずに最大筋力を発揮し一定時間維持することで、筋力と基礎代謝をアップさせます。やり方は、鍛えたい筋肉に60~70%の力を込め、7秒キープ。体勢を維持している間は呼吸を止めず、筋肉に意識を向けておこないます。
アイソメトリックのメリット・デメリット
メリット
場所を選ばずにどこでもできる。関節への負担が少ないことや怪我、筋肉痛になりにくい、疲労感が少ないなど年齢に関係なく高齢者でも無理なくできる。安全性が高いこともあり、外傷や手術後の早期リハビリテーションにも用いられる。
デメリット
一箇所に負荷をかける事が可能な鍛え方ではあるが、過度にやるとその箇所を痛めてしまい、効果も半減してしまう。
ストレッチの効果を知り指導の幅を広げよう
ストレッチの効果を高めるためには、どこの筋肉に意識を向けるか筋肉についてもある程度理解が必要です。また、腹式呼吸が効果を高めることにつながるので、呼吸に意識を向けることも必要です。筋肉や呼吸となると、ヨガに通じるところも多いですよね。
アライメントを頭では理解していても、生徒さんに対して、「アジャストで怪我をさせてしまわないか不安」「生徒さんの身体は硬すぎて困る」など、悩んでいませんか?ヨガインストラクターとして、痛みを我慢させることなく安全かつ効果的に指導するためにも、ストレッチの効果を理解し、指導に活かしましょう。