記事の項目
こんにちは、kayaです。
今日は、先日まで実施していたアンケート「ヨガ×スポーツ」の結果をご紹介します。
実施期間:2019年6月17日(月)~7月7日(日)
アンケート回答者属性
有効回答数:62票
- 女性:59票
- 男性:3票
- 20代:3票
- 30代:15票
- 40代:30票
- 50代:12票
- 60代:2票
- 1年未満:16票
- 1年以上〜3年未満:12票
- 3年以上〜5年未満:3票
- 5年以上〜10年未満:10票
- 10年以上:6票
あなた自身は定期的にスポーツをしていますか?
- はい:32票
- 過去にしていたことがある:17票
- いいえ:13票
「過去にしていた」という方も含めると8割近くの方がスポーツをされていたことがわかりました。
上記のスポーツをどのぐらいやっていますか?またはやっていましたか?
- 1年未満:2票
- 1年以上〜3年未満:11票
- 3年以上〜5年未満:6票
- 5年以上〜10年未満:8票
- 10年以上:23票
「スポーツをしている・していた」と答えた方の中でも最も多かったのが10年以上の経験者。これには驚きです。では、みなさま、どんなスポーツをされているのでしょうか?
YES、過去にしていたと答えた方に、どんなスポーツをしていますか?
- ランニング:18票
- 水泳:14票
- バレーボール:8票
- テニス:6票
- バスケ:4票
- 体幹・ウェイトトレーニング:3票
- バレエ・ダンス:3票
- スノボ:3票
- エアロビ:3票
- 2票:サッカー、フットサル、トライアスロン、サーフィン、バドミントン、ボルダリング、柔術・武道
- 1票:ノルディックウォーキング、自転車、ベリーダンス、テコンドー、ダンス、卓球、ジャザサイズ、スキューバ、ハンドボール
圧倒的に人気なのがランニングでした。私も昔は毎日朝走っていた時期や、週に2,3回ジムで筋トレをしていた時期もあったのですが…最近は何もできていません…ちなみに出産して落ち着いたら次はピラティスを始めたいなと思っています。
ヨガはどうした…?!
ヨガ歴はどのぐらいですか?
- 1年未満:5票
- 1年以上〜3年未満:9票
- 3年以上〜5年未満:10票
- 5年以上〜10年未満:11票
- 10年以上:20票
10年以上ヨガをされている方が多いようですが、スポーツの長さとの相関関係はあまり見られませんでした。
つまり、ヨガを先に始めてからスポーツをするようになった方もいれば、スポーツを先にしていてヨガを後から始めた方も多い、という結果がわかりました。
上記のスポーツをする上で、ヨガの経験が役立つと思いますか?
- はい:48票
- いいえ:1票
- その他:1票
様々なスポーツを楽しんでいらっしゃる方々に回答いただきましたが、9割以上の方が「スポーツをする上でヨガは役立つと思う」と回答。これは嬉しい結果です!
その他の回答をされた方は、「ヨガのためにやっている」と回答されており、その方は「体幹トレーニング」をされているそうです。
また、「ヨガの経験が役立たない」と回答された方が楽しまれているスポーツは自転車でした。バランスや、脚腰の筋力を鍛える、柔軟性を上げるという意味で自転車にも役立ちそうな気がしますが…実際はわかりませんね。
では、どんな風にヨガが役立っているのか、みんなの声を見てみましょう。
その理由を教えてください。
体幹・筋力・柔軟性UP/怪我の予防
- ヨガは全てのスポーツの基礎となる筋力や持久力、柔軟性、集中力などを鍛えることができるから
- ヨガで体幹使ったり身体の使い方をしることで怪我の予防に繋がる。
- 身体にバランスよく良い筋肉がつき、可動域も広がる
- ヨガで柔軟性がついて、体が動かしやすいこと。ヨガを通して体の使い方を学んで、ボルダリングで登る時にどこに力を入れ、どこで脱力し、バランスをどう取るか等とても役立ってる
- 柔軟性がつき、股関節や肩甲骨の動きがスムーズになった。 その事により走るフォームや下肢にかかる負担が軽減した
- 柔軟性の向上・呼吸の安定・メンタル強化・筋力強化、総合的に取り組むスポーツに応じ、トレーニングメニューに取り入れられます
- 呼吸のコントロールが役に立つ。 筋力、バランス感覚が役立つ
- 体幹が鍛えられるのでバランス感覚がどのスポーツより良くなったと感じた
メンタル面の向上
- 呼吸法や瞑想で試合前に集中力を高めることができ、気持ちをコントロールできるようになる
- メンタルが落ち着くと思います
- ヨガとダンスでは使う筋肉が全く違いますが、身体機能の使い方がダンスと似ているから、ヨガもダンスと同じ感覚。ゾーンに入る感覚はまさに同じ
- 試合の時になど メンタル面で自分を立て直すことかできたり 呼吸で自分を落ち着けたりできる。 ヨガで身体と繋がっていると 身体の使い方が変わる
身体を視る力・使う力が培われた
- 自分の身体の状態をちゃんと見る事ができます
- ヨガをする事で体幹の使い方や、自分の体の使い方のくせに気付く事ができた
- 効果的に身体をつかえるようになる
- ヨガをすることで身体の使い方、緩急のつけ方が深まるため
こんな声もありました!
この方はヨガを先にしていて、バレーボールを始められたそうですが、こんな風に生活に新しい趣味を取り入れられたり、生活が明るくなったりする活動にヨガが貢献しているのは嬉しいですね!
こうして見ていくと、身体面と精神面の両方からスポーツをより楽しく、より結果につながる形にサポートしてくれるのがヨガなのかもしれません。これらの言葉を、ぜひまだヨガをしたことのないアスリートの方々に読んで欲しいなと思いました。
ご自身のスポーツに活かせるヨガを学びたいと思いますか?
- はい:45票
- いいえ:4票
スポーツという身近な分野だけに、スポーツに関するヨガを学びたいという方も9割を超えました。
アスリートへ指導経験を持つ方に、聞きたいことはありますか?
ヨガで何ができるのか?
- アスリートの方がヨガを求める理由で多いものは何でしょうか
- それぞれのスポーツにどのようにヨガを活かすのか、その指導法を知りたい
- ヨガに関する事で、スポーツにマイナスに影響する事・デメリットがあるとするならばどんな事ですか?
- スポーツによる、ヨガのデメリット・マイナス面があるとすればどういうものでしょうか?
効果的なシークエンスやアサナ
- アスリートの人にとってどんなシークエンスを組んだらヨガを楽しみながら身体にアプローチできるか。スポーツの種目別にどのアーサナを取り入れるとより身体に効果的か
- 動的ストレッチと静的ストレッチをヨガで行うとどんな感じなのか
- 体幹のバランスを鍛えるためにはどんなヨガをするのが良いでしょうか?
- 筋膜、機能解剖学に則って、競技性の高いヨガの方法が知りたい
- ヨガをするタイミングと強度が知りたい
- ウォーミングアップとクールダウンで取り入れたいヨガはどういったものか
- どんなことに一番気をつけてレッスン内容組み立てるのか?
- 身体のメンテナンスとしてヨガをどういう風に役立てるのがいいのか
- 一般の方向けと、アスリート向けのヨガでは、1番気をつけることは何でしょうか?
- アスリートに役立つポーズやアプローチ、やってはいけないポーズ
身体のこと
- 筋肉強化と柔軟性向上の両立について
- 解剖学、運動学的なことをどこでどのように学んでこられたのか知りたい
- ケガをしている時にもできるヨガ
- ケガの予防、捻挫や筋肉の張り
メンタル面
- 相手をライバル視するなど比較したり、思うように結果が出なかったり、上達出来ないときの、心の整えかたを知りたい
- 瞑想や哲学はどこまで伝えるのか
- ヨガを苦手に思っている部分があるアスリートへの、モチベーションを維持する方法や投げかけ
その他
- 筋肉がありすぎて、ポーズが難しい場合の軽減法など
- スポーツの種目によって、注意することや、取り入れ方はどのように行っているのか。また、ジュニアスポーツへの効率的な取り入れ方は何か
全ての質問にお答えするのは難しいかもしれませんが、今度、アスリートにヨガを指導されているヨガインストラクターの方にインタビューすることになったので、いくつか質問をぶつけてみたいと思います。
ヨガインストラクターに質問:スポーツをされている方にヨガを指導したことはありますか?
- はい:18票
- いいえ:27票
ヨガインストラクターさんに聞きました。
ご自身はスポーツをされており、スポーツに活かせるヨガを学びたいと思いながらも、実際にスポーツをされている方(以下、プロアマ趣味問わず「アスリート」と呼ぶ)にヨガを指導した経験のある方は4割ほどでした。
もちろん、生徒さんが趣味でランニングなどされている場合には、把握できていない部分もあるかと思いますので、本当はもう少し多いのかもしれません。
スポーツに役立つ知識取得のために勉強をしていますか?
- はい:21票
- いいえ:26票
実際に、アスリートのためのヨガ指導にあたり勉強しているか否かについても4割ほどで、これは上記の「実際に指導したことがある」と答えられた方とほぼ同じとなりました。やはり、実際にアスリートの生徒さんがクラスに来るようになると「勉強して役に立ちたい!」と思う気持ちも強くなりますよね。
どんなことを勉強されていますか?
- 解剖学:18票
- 按摩・マッサージ:6票
- 薬膳・栄養学:6票
- スポーツの科学:1票
- 柔道整復師:1票
圧倒的に多かったのが「解剖学」。やはりアスリートに怪我はつきものであり、避けたいものでもあるため、解剖学を勉強されている方が多いようです。
アスリートにヨガを指導するにあたり、気をつけていることや心配事はありますか?
怪我
- 怪我をしている時のケアや、痛む箇所をどうやったら痛みを軽減しながらできるか、など
- 怪我をさせない。 身体の使い方やメンテナンス方法を伝える
体に関すること
- 意識する部位や、筋肉の名称は正確に伝える
- 具体的に筋肉の部位やなまえを出して解剖学的にも説得力があるように伝える
- 身体の使い方を間違えないように指導すること
- 左右のバランスの違い
呼吸法
- 現在は指導していませんが、今後ジュニアスポーツに取り入れていきたいと考えています。種目は柔道、水泳です。身体を柔軟にしすぎないほうがよく、怪我が多い競技(柔道)、陸上ではない動きをする競技(水泳)になるので、アーサナだけでなく、呼吸法などもどのように取り入れるのが効率的なのか、気になります。
リラックス効果
- 硬い筋肉は休ませ、足らない筋肉を鍛えメンタルをリラックスできたら良いなぁと思います
その他
- ヨガにおいては力み過ぎないこと
- そのスポーツに関して、身体の使い方等をよく理解するように勉強する
- イライラしないように常に優しい心がけ いつかは違うトレーナーにお願いするんだろーなー
実際にアスリートに指導されいてる方はこんなことに気をつけて指導されているようです。どれも参考になる意見ばかりですね!
その他、こんな意見もありました。
「頑張りすぎる傾向があり、痛くなければ効いていないと考える」というのはアスリート特有の考え方であり、面白いなと思いました。
このコメントはすごく、ヨガインストラクターさんたちに新しい気付きを与えてくれるのではないでしょうか? 「アスリートに安全に効果の高いヨガを指導したい」と考える人が多いと思うのですが、「ヨガをあまり競技に寄せなくても良い」というのは、「ヨガを本来のヨガとして伝えるので十分」と考えることができ、スポーツとヨガとの関係を少し身近なものにしてくれる言葉な気がします。
今回もたくさんの方からのご協力、本当にありがとうございました!
kaya