苦手なポーズはありますか?
- 腿の後ろが硬いので、前屈が苦手という方
- 腕に力がないのでアームバランスが苦手という方
人によって様々ですが、ヨガの練習をしている方は、自分の苦手なポーズを自覚しておくと良いかもしれません。
時間に余裕がなく、ヨガの練習があまり出来ない日が続くと、気がつかないうちに体のどこかが痛くなっていたり、不調を感じることがありますよね。
そんな時に、自分の苦手なポーズを知っていると、そのポーズが今の自分のコンディションを知るバロメーターになってくれます。
苦手なポーズが教えてくれること
例えば、バランスのポーズには身体のバランスだけでなく集中力も必要とされますが、これが比較的苦手という方は「集中力が欠けている」と、ポーズがあなたに教えてくれているのかもしれません。
もしくは呼吸が乱れていたり浅い可能性もありますね。逆に、苦手なバランスのポーズが難なくキープできるときには、心身ともに安定している状態とも言えるでしょう。
ヨガで気がついて、ヨガで対処する
苦手なポーズだけではありません。例えば鋤のポーズ。ヨガの練習をしっかりと続けている時には、そこまで難しいと感じないポーズです。ただ、ヨガの練習からしばらく遠ざかっていた後にポーズをとろうと思うと、足がマットにつかなくなっている人もいることでしょう。これは、気がつかないうちに肩や背中周りの筋肉が硬くなっていることが原因として考えられます。
肩や背中が硬くなっているという自覚が出てくる前の段階でそのことに気がつけると、痛みや凝りが酷くなる前に日々のヨガで改善することができます。
“今、ここ”の自分と向き合える時間
自覚のないまま不調を放っておくと、頭痛や腰痛、肩こり、姿勢の悪化につながる可能性もあります。毎日のヨガの練習で今現在の自分と向き合うことで、些細な変化に気がつけることは大変ありがたいこと。まして、苦手意識のあるポーズに関しては、好きなポーズに比べて日々の変化の敏感になっていますので、自分に対する「気づき」と「コントロール」の味方になってくれると言えるでしょう。
苦手なポーズが問題なくできる日もあれば、得意だったはずのポーズが急にできなくなることもあります。ヨガは絶対的なものではなく、自身を見つめることで揺らぎに気がつき、受け入れ、ニュートラルな場所に落ち着かせてくれるものではないでしょうか。気づきを与えてくれる人生の良きパートナーとして、これからも練習を続けていきたいですね。