ヨガの情報番組『YOGI’s CHANNEL』を動画で見る
ゲストは、川満盛仁(かわみつもりひと)先生
みなさん、こんにちは!
こんにちはー!
YOGI’s CHANNEL、司会の栢原陽子です。
この番組は、「ヨガをもっと面白く、もっと本質的に」をモットーに、ヨガのWebメディア『ヨガジェネレーション』がお送りしているヨガの情報番組です。毎回ゲストをお招きして、あるテーマを深掘りしていきます。
本⽇はヨガ指導者として、東海大学ラグビー部でヨガの指導をされている川満盛仁先生にいらしていただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いしますー!
川満先生についてご紹介します。
川満盛仁先生
一般の方からラグビーや野球の選手などアスリートにもヨガのクラスを指導するほか、パーソナルトレーナーとして関わっていらっしゃいます。運動の楽しさや大切さを知ったご自身の経験から、初心者の方や体力のない方々にも楽しんでいただけるようなトレーニングを提案されています。また、「運動を極めたい!」という方向けのハードなトレーニングも目的に合わせて実施されています。
本日はそんな川満先生に「アスリートへのヨガ指導」についてお伺いしていきます。
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
今まで指導したことのあるアスリートの競技は?
では、質問その1。
今までどんなスポーツをしている選手に指導したことがありますか?
はい、メインがラグビー選手なんですけど、それ以外だと、野球選手。直接ではないですけど、バスケットボールの選手とか、あとチアリーディングのチームも今見ているので。
あっ…女性?
あっ、そうですそうです!
女の子たちなんですけど、4歳、5歳くらいから中3くらいまでの。
割と子どもなんですね。笑
あっ、はい、結構そういうこともしていて。どの競技、というよりは全般的に、ですね。
じゃ…有名な選手とか??
有名な選手だと…ラグビー選手だとなかなかみなさん、あまり名前とかわからないと思うんですけど…
あっ…そうですね。汗
オリンピックに向けて、ラグビー日本代表のコンディショニングトレーニングを見ているのですが、その他有名な選手ですと堀江恭佑選手…
…(ほぉ…????)
日野の選手なんですけど、私がヨガに関わる前から私たちのヨガに関わってくれていたので、
ほぉほぉほぉほぉ!
ずっとさせてもらっています。
…調べてみます、ありがとうございます。
アスリート向けと一般向けのヨガは何が違う?
質問その2。
アスリート向けのヨガと一般向けのヨガは、何が違うんでしょうか?
一般向けのヨガ、いわゆる「ヨガ」というと、哲学があって、長い歴史の中で作られてきたもの、っていう形だと思うんですけど。私達が認定資格とかを出せていただいているんですが、
“コアパワーヨガCPY”という一般社団法人EMIで認定資格を出させていただいていますが、こちらが「機能解剖」と「スポーツ医科学」をメインに考えて作られているので、哲学とかが一切入っていないんですね。
哲学とかを悪いものと言っているわけではなくて、今回のケースでいうと、一旦そちらは抜かせていただいた上で、より身体の使い方にフォーカスしていくというものです。
じゃ、アスリートとかスポーツをされている方向けのヨガとして組み立てている?
そうですね、人の身体が健康でいられるように、もしくはより効率的に動けるようにするための身体を作るためのヨガです。
ほぉほぉ。その講座、資格?は、興味があれば誰でも取ることが可能ですか?
そうですね、はい。
本当にヨガが好きで来てくださる方もいますし、私たちがやっているようなアスリートへの活動というのがしたくて来てくださっている方もいれば、本当にヨガ全くやったことがないけれど…なんでしょうね?笑
なんかそういう方もいらっしゃってますね。笑
笑
でも結構そういう方の方がものすごく頑張って、最終的には楽しそうに帰って行かれますね。
アスリートに対するヨガのメリット・デメリットは?
では、質問その3。
実際にヨガを指導されていて、ヨガでアスリートやスポーツ選手に対して、何ができるのか?メリットを教えてください。
ヨガで何ができるのか?
アスリートの方って、そもそも身体がすごく硬い方もいますし、身体を肥大させたりとか、自分の運動やスポーツが上達するようなことはとても頑張るんですけど、その後のケアとか、「身体がどうなっているから今これができて、これができないのか」っていうのをあまり理解できていないことが多いんですね。
はい?
例えば、普通に歩く時に、「右足が前に出るから左手を振りましょう」みたいなことを考えないで歩くと思うんですけど。いちいちそういうのを考えて欲しいわけではないんですけど。
ちゃんと見直すっていう時間が必要だなって思ってるんですね。
うんうん。
ヨガをすることによって、1つのポーズをとることで、「なんか知らないけどバランスがとれない」とか、「右と左で差異がある」とか、そういうのを自分で気づくことができるんですね。
なので、知らず知らずのうちに、私が伝えたかったことに自分で気づいてくれるっていうのがとてもヨガのいいところだと思います。
あーーーーー!!ありがとうございます。
では、逆に、ヨガをスポーツに取り入れることのデメリットって何かありますか?
デメリットは…やはり、本人がやりたいこと、そのものが「ヨガ」ではないと思うんですね。
はい!そうですね、スポーツ…
なので、やりたいこと、そのものではないというところで、最初に拒絶されてしまうことがとても多いんです。「ただ監督に言われたから」とか。笑
笑
ある日突然、知らない人がやってきて「ヨガやりましょう!」と言ったらそれはイヤだと思うんですね。
そうですね。笑
しかもヨガってイメージでいうと、すごく身体が柔らかい人が、不可思議なポーズをとる、もしくはキレイなお姉さんがダイエットのためにやっているというイメージがかなり強いので、男性・女性に限らず、アスリートって最初ちょっと「ん?」と思っちゃう方が多いですね…
女性でも?
そうですね…「私が目指しているのはそこではない!」というところだと思いますね。
あっ…なるほど…!!
なので、そこでヨガという形をとっている以上、入り口が入りにくいところはあると思います。一般の方でも多分そうだと思うんでうすけど「私、身体が硬いんで〜」って。
そうですね、よく言われます!!
硬い方こそやって欲しいんですけど!
うんうんうんうんうんうん!!!笑(激しくう頷く)
なので、そこがまだちょっと埋めきれていない部分なんじゃないかな?と思います。
ちなみに、そういう時って何か工夫はされていますか?
そうですね。
一般の方にもアスリートの方にも一緒なんですけど、やっぱり初期導入として、お時間をちゃんと取らせていただいて、「あなたのためにこのヨガが時間を割いて用意されているんだよ」というのを紹介したりとか、
一般的な動作でびっくりしてくれるような身体の知識を一緒にやってみて、「こういうのがヨガの中で体験できるからやってみましょうか」っていうのを説明していきますね。
じゃ、相手に対して、ヨガのメリットとかを理解してもらった上で進めているって感じですかね?
そうですね!
やっぱりやりたい運動に直結しているというのを理解してもらうことが大切だと思うので。
一緒にポーズをとってみて、「これは何の動きに近いと思いますか?」といったことを一緒に考えて、「この瞬間、こうなってたら怪我しますよね?」「でも、この瞬間に耐えられるのであれば、持久力があるということなので、試合だったらその時間中、その姿勢に耐えれないと怪我しちゃいますよね?じゃ、今日は一緒に30秒キープしてみましょうか?」みたいな話をさせてもらっています。
はぁ〜〜〜〜〜。わかりやすい!ありがとうございます。
アスリートがヨガクラスに来たらまずは柔らかさを提供?
質問、その3。
アスリートの方が、さっき言われたみたいに「ヨガは入りにくい」と思われている方もいると思うんですけど、自分からヨガを取り入れようかなと思われている方は、どういうことを求めていると思いますか?
アスリートの方も、身体の知識がすごく深い方ももちろんいるんですけど、身体の知識のレベルでいうと、一般の方と同じところもやっぱりあって。
「怪我するのって、もしくは身体のどこかが痛いのって、身体が硬いからだよね?じゃ、ヨガすれば柔らかくなるね」っていう入り口からはいる方がやっぱり多いです。
でも実際、怪我するのとか身体が痛いのって、身体が柔らかい人はわかると思うんですけど、逆に怪我しまくる人もいるんですよね。
はい!!!はい!!!わかります!!
なので、
柔らかいだけじゃなくて、ヨガのポーズって耐えてる時間がかなり長いと思うんですね。ということは、柔らかいだけじゃなくて、そこには必要な硬さを出すことができる、しかも瞬時に、しかもキープもできる。
で、思っている方向に身体を向けることができる、っていうのが本当はゴールなんですけど、入り口はみなさん、「身体を柔らかくしたい」というところから入られる方が多いと思います。
じゃ、自分のクラスにアスリートとか、スポーツされている方が来られた場合には、まずは…柔らかさを提供???
あーーー。柔らかさを出させてあげるかどうかってことですか???
んーーーーー。私のクラスに入って来られる方は、ほぼ8割くらい帰り際に言って去っていく言葉は「いつもやっていたヨガと全然違う…」みたいな笑
えっ?どういう意味?????笑
ポーズに求めるのは柔らかさよりも効果的であるか
いい意味で言ってくれてると思うんですけど…笑
「私が知っているヨガは一体なんだったんだろうか…」って言って帰って行かれる方が多いですね。ポーズを1つとるにしても美しくとろうとさせないんですね。
はい!ん…???
安全であって、かつ、その人が求めている効果が必ず出させてあげられるように、私ができる最高のことをさせてあげたいので。
例えば、ポーズとしてすごく素晴らしくできている方でも、逆にいうと、得意なところの筋肉をすごく使いすぎていて。
あー、はい!!
ヨガの方でも「どこか痛い」という方が多いと思うんですけど、得意なところばかりを使ってポーズをとると、そういうことが起きるんですね。
その人からしたら、これが美しいはずなんだけど、私からしたら「それ、お尻が使えてないからお尻が使えるところに戻しましょう」ってしていくと、本人はそれが美しく、かつそれをキープできる、やりやすい状態を崩されるので、きつく感じる、っていう現象が起きるんです。
あーーーーーーーー、なるほどーーーーーー!!
それは一般の方もアスリートの方も一緒なので、本人の原因になっている部分を探して、一緒に改善していくっていうことをしていくので、多分、「柔らかくしたい=リラックスしたい」だと思うんですけど。
「ヨガはリラックスするもの」と思っている人が多いと思うので。でも私のクラスだと、それが全部払拭されて帰っていくことになるので…
あっ、じゃ「いつもやっていたヨガと全然違う」の意味は「きつかった…」っていう方ですね。笑
そうですね。笑
思っている以上に汗かいて帰って行く方が多いですね。
じゃ、ちゃんと身体を見てあげて、そこに対してアドバイスをしてあげることが大事ってことですね?
そうですね!各々の身体の特徴を見てという感じです。
アスリートヨガに必要な知識はどうやったら身につきますか?
では、最後の質問です。
いろいろとお詳しいと思うんですけど、ヨガ以外で学んでおいて良かったと思うことがあれば、教えてください。
はい、私がおこなっているヨガの特徴でもある、
「機能解剖」をメインに考えているので、身体の不思議とか特徴、筋・骨格、あとそれがどう動きにつながっているのかという「機能解剖」を勉強するというのが私の一番主軸になっている部分です。
「機能解剖」ってたぶん、聞き慣れないですよね?
そうですね…解剖学とは違うんですよね?
いわゆる解剖学っていうのは、「吊るしの状態」だと思ってもらったらいいと思うんですけど、理科室とかに筋肉模型とか骨格模型があるじゃないですか?
あれって、「ここからここに筋肉がついているよね?」っていうのを見ているんですね。解剖して、「ここにこういう筋肉があって、こことここにくっついていて」っていうのがいわゆる、解剖学なんですけど。
はいはい。
けど、
それが動きの中でどういう風に使われていくのか、機能として筋肉・骨格がどう使われていくのかっていうのを見ていく。
で、それとスポーツ医科学っていうのをくっつけて考えています。
くっつけて?
機能解剖だと、1箇所だけの動きなんですね。「こことここを動かしたらこうなります」みたいな。「ここの筋肉がこうなります」なんですけど(腕の筋肉を動かす)、でもその瞬間こっち(胸)も使われているので。
ほぉ????
腕が動いている時に、お腹や胸がどうなっているのが正しいのか、まで考えていくっていうのが今一生懸命勉強している分野になります。
学びを深めるには、まずは身体に興味を持つこと!
ほぉーーーー。なるほど。それ、一般の方が勉強しようと思ったらどういう方法がありますか?
一般の方が勉強しようと思ったら…セミナーとかが結構たくさんあるんですけど。一般の方が最初からそこに飛び込んじゃうとわけがわからなくて本当にイヤになっちゃうと思うので。
まぁ、私じゃなくてもいいので、他の人がやっているようなヨガを体験していく中で、「身体って不思議で面白いな」と思ってもらうところから始めるのが一番だと思います。
あっ…優しい…笑
笑 まずは「ヨガ×スポーツ」に興味を持ってもらいたいな、というところですね。
はい、わかりました!ありがとうございます。
それでは、質問は以上となります。最後に、川満先生から、何かお知らせがあればお願いします。
はい、全国各地でどなたでもご参加いただけるクラスを行わせていただいています。
ちょっと不定期になってしまうので、Facebookなどされていましたら、私「川満盛仁」と申しますので、そちらで検索いただければ情報がいろいろと出ていますので、ご確認ください。
お知らせ:LINE@をはじめました
はい、本日のYOGI’s CHANNELは以上となりますが、最後にヨガジェネレーションからお知らせがあります。ヨガジェネレーションではLINE@を始めました。
お友達検索からローマ字で『ヨガジェネ(yogagene)』で検索いただけるとお友達になっていただけます。『yogagene』の前に『@(アットマーク)』をつけて、検索してみてください。
それでは、本日のゲストは川満盛仁先生でした!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!次回もまた見てねーーーー!