みなさま、こんにちは!気候の良い季節、いかがお過ごしでしょうか。
さて、ヨガジェネっ子の皆様は、毎日の生活でヨガを実践していらっしゃる方が多いかと思いますが、毎日欠かさずに行っているプラクティスはありますか?
アーサナや呼吸法などは比較的実践されている方が多いですが、メディテーションはどうでしょうか?なかなか毎日は難しくても、メディテーションは自分の存在を再確認することができる素晴らしい習慣です。これこそが、心のために行うヨガの真髄とも言えそうです。
たった5分間でも、あるいは慣れるまでは2分だけでもいいから、自分自身を見つめるメディテーションの時間を持つことにより、生活に即したヨガの八支則=生き方の指標がすんなりと馴染んでくるのを感じられるようになります。
ヨガの実践は、呼吸法、アーサナ、メディテーション、八支則、全て別の事のように見えて、実は全てが同じ目的のために行うべきものなんだなあって実感できるきっかけになるのが、私はメディテーションなのではないかと思うのです(^^)
さて、ではそのメディテーション時にも行う事が多い、手印=ムドラーにどんな種類があるかご存知ですか?手で形を作るだけでプラーナの循環が円滑になり、集中力も深まる効果があるムドラー。今回は、代表的なムドラーと、そのムドラーが特に、癒し活性化するチャクラを挙げてみましょう。
私達の身体には7つの大きなチャクラがあると云われていますが、それぞれが違ったエネルギーを司り、魂を換気しながら、私達の心と身体のエネルギーのバランスを取る役割を担っています。
今回のイラストはなんと、チャクラ、ムドラーにも知識がとても深く、伝統的で本格的なヨガを広め続けていらっしゃる、ヨガジェネっ子にはお馴染みの先生、クリシュナ・グルジ先生に監修していただきました!
自信を持って、お届け致します★
まず確認、7つの主要なチャクラとその役割
そもそも、チャクラとは。ヨガと関わりを持ちつつ生活している方にとってはお馴染みの、すでに意識されているであろう概念ではありますが、今一度その役割をざっくりと確認してみましょう。
私達の身体に大きなものは7つ、チャクラがあります。チャクラは、車輪やサークルと呼ばれたりもするように、常に回転し、高次元のエネルギー(プラーナ)を身体に取り入れて利用できるように変換している、言わば風車のようなイメージです。身体にあるパワースポット、といっても良いかもしれません。
それぞれのチャクラは、そのエネルギーによって発する色が違い、各チャクラが円滑に活性化することで心と身体のバランスが保たれます。
チャクラは、脊椎の基底部の第1チャクラから頭頂の第7チャクラまで下から上に存在し、各チャクラが司るエネルギーは数字が大きくなるごとに、生きる上での根幹的な生命力から、精神的な発展に繋がる高次元なエネルギーへと変化していきます。
例えば、第1チャクラ(ムーラダーラチャクラ、根っこの意味のルートチャクラとも呼ばれる)の働きが弱っていると、ふらふらしたり、運動する気がなくなったりしますし、精神的にもやる気が起こりにくくなります。
逆に、しっかり活性化していれば、自信がわき、精神的にもやる気が出て活動的になります。食欲や睡眠や性欲といった本能的な感覚を正常に保つ働きが大きいのもこのチャクラの特徴です。
第4チャクラから上は他者と関わる上でも大切な愛情や明るい心、そして自分自身への愛情など、生活に深く関わる精神的なエネルギーが関わってきますし、第6チャクラから上はハイヤーセルフ(高次元の自分自身の魂=本体)との繋がりを強くするための、言わば更にスピリチュアルな次元になってきます。
つまり、チャクラはどれかひとつだけを活性化すれば良いものではありません。
この身体という道具を使っている以上、本能や五感と密接に関わる生命力も、他者と関わるための感情も、自分の存在自体を見つめ高次元と繋がるためのスピリットも、そのどれもが充実した生命を全うするために必要なものであるとヨガでは考えられています。
指とチャクラの関係性
ムドラーとチャクラ、どちらも瞑想を深めていく上では欠かせない型であり、概念です。
共通して言えるのは、プラーナエネルギーの循環を促すためのものだということ。
ムドラーは指を使って型を作りますが、実は各指ごとに関連性が深い生命エネルギーが違います。
次の項では、各チャクラを癒し活性化するために、より効果が高いと思われる主要なムドラーをご紹介していきます!
ムドラーを上手く取り入れ、各チャクラを活性化
各チャクラそれぞれを癒す方法は、色々あります。例えば、下の方のチャクラの調子が悪い時は、旬の新鮮な食べ物を摂ると良いですし、それぞれのチャクラと関連が深いアロマや、アーサナもあります。(これについてはまたじっくりと!)
瞑想もまた、チャクラの活性化には欠かせない行為のひとつ。
では、その瞑想時に取り入れたい各チャクラを癒す力の強い主要なムドラーを見てみましょう。
ここでご紹介しているムドラーは、一部ではありますが、瞑想時にこういった印を結ぶことでエネルギー循環が良くなり、瞑想も深まります!
また、チャクラを活性化するためにはイマジネーションがとても大切。何故なら、イメージすることこそ、プラーナを練り上げる行為そのものでもあるからです。
例えば、あなたが他者に対して人間不信となり、上手く人間関係を保てなくなったり、過剰な自己愛や自己嫌悪で感情のバランスを崩してしまったりすることがあれば、第4チャクラの働きが落ちているかもしれませんよね。
そんなときは。瞑想時にヴァジュラムドラーなどを結び、胸の中央に緑色の美しい車輪がキラキラと輝きながら回転している様子をイメージしてみてください。
そのように各チャクラの場所と色、そしてそのチャクラが美しく明るく回転している様子をイメージすることは、チャクラの活性化には欠かせない瞑想法です。
不調を感じることが無いときでも、第1チャクラから第7チャクラにかけて順番にチャクラを活性化するイメージをしていくと、徐々にチャクラの働きが円滑になり、心と身体のバランスを整えてくれます。
おそらくは、まず感覚的に身体の調子が良くなり、力がみなぎるのが変化として感じられるでしょう。そしてそれがきっかけとなり、心が軽く感情の波が落ち着き、より高次元な自分へと進化していく道筋を自然と受け入れるようになれば、チャクラのバランスがうまく整って来た証拠です。
とても感覚的なことではありますが、それこそがプラーナの正体。
続けるごとに実感していければ、毎日が一層充実するのではないでしょうか(^^)
番外!グルジ先生におしえてもらいました★
今回、グルジ先生に特別なムドラーを教えていただきました!特別、というのは、私にとって特別なメモリーになったから、という意味なのですが、その名も「記憶のムドラー」
これ、めっっちゃ難しい!!(笑)
ムドラーって色々ありますが、こんなに難しいのは初めてでした(^^;)
でも私がそういうと「難しくないよ、難しい言わないの」とおっしゃるグルジ先生。それを聞いてハッとしました…。そう、難しいとか簡単とか、ムドラーってそんな概念じゃないんですよね。
ムドラーは型であり、その型を自分の指で象ってみること、そして何より循環を意識することにその意味があるのでしょう。
記憶のムドラーは記憶力が上がり、メモリーが増えると先生はおっしゃいました。ここで言う「記憶」とは、たぶんすごく大きな意味での生命の記憶、メモリーも含まれるんやろうなあなんて、自分の手を見ながら思った私。
小指と薬指、人差し指と中指…その指先の感覚を丁寧に感じながら、今日もやってみようと思っています(^^)
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