“あたり前”の習慣から“内なる力”が育まれる
ヨガが日常に定着すると、自分の身体と対話する時間が自然と増えてくるものです。そんなふうに身体と向きあっていると、日々を元気に過ごすには、やはり免疫力を高めることが重要だということに気づかされると思います。
免疫力は、身体にもともとそなわっている機能。ただ、不規則な生活やストレス、偏った食生活で低下してしまうことは、ご存知のとおり。
また、免疫力を高めたいと過度に意識しすぎるのも注意が必要です。何かひとつに偏った意識は、ネガティブな感情を抱きやすくしてしまいます。
例えば、ちょっとしたことにも免疫力が低下したらどうしようと、ビクビクしてしまう……。そんな風に、外側の不安要素ばかりに意識が向かい、恐怖心や心配といったネガティブな感情に心が支配されてしまうと、脳はそれをストレスと察知。免疫力を低下させるリスクを高めてしまうのです。
大切なのは、外側の現象にブレない穏やかな心をもちつづけること。どんなことが起ころうとも、大丈夫と穏やかにいられる状態こそ、強さです。しなやかに、自分にくつろげる精神状態のとき、免疫力も自然と高まることでしょう。
そのうえで、次のことを意識すると、病気との接点がどんどん薄れてくる無敵の身体に生まれ変わるはず!
食事編
- 加工食品や化学調味料をなるべく控える
- なるべく新鮮で、できたてものを食べるようにする
- 暴飲暴食をしない。粗食を心がける
- しっかり空腹を感じてから食事をする
心もち編
- イライラしない
- 心配しすぎない
- 状況や人をコントロールしようとしない
- 受け入れる心を育む
- 愛と感謝の心を忘れない
ライフスタイル編
- 薬に頼りすぎない
- 規則正しいリズムをつける
- たっぷりと睡眠をとる
- しっかり遊ぶ。楽しい時間を大切に
- 深呼吸を心がける
どれも当たり前のことですが、忙しい日々を送っていると、つい見落としがちなことかもしれません。特別なことをするよりも、ちょっとしたことの積み重ねで、身体も心も格段と元気になるはずです!
外側の現象に、ついふりまわされてしまいがちなときだからこそ、静かな心で、本質と向き合う時間がますます重要になってきています。ぜひ、この機会に、日常を振り返ってみては、いかがでしょうか。