ハンドマッサージで自分を癒そう
年齢が表れやすく、人目にも付きやすい体のパーツといえば、「手」。冬などヴァータの増える季節にはとても乾燥しがちです。ぜひこまめにハンドクリームなどで油分をプラスして乾燥を防ぎましょう。
お手軽に使える小さいサイズのハンドクリームなども目にすることが多くなりましたね。トイレや洗面所、キッチン、寝室などにそれぞれ1本ずつ置いておくと、さっと使えて習慣になり、とっても便利です。
そして、たまにはじっくりと時間をかけて、ハンドマッサージをしてみてはいかがですか?手のマッサージは単に手のケアというだけでなく、手にあるポイントを刺激して全身・内臓にも刺激を与えることが出来るものなのです。
マルマポイントって知ってる?
アーユルヴェーダには、東洋医学のツボに似ている「マルマ」というエネルギーポイントがあります。マルマとツボとの違いは、マルマは小さなピンポイントではなく、もう少し広いエリアとしてポイントを考えるところです。
マルマポイントは、強く押すのではなく、周辺から優しく行うのがベストなため、マッサージは最適です。手の詰まりを押し流していくように、じっくりとイメージしながら行います。
マルママッサージをやってみよう!
手の拇指丘などにもいくつかのマルマポイントがあり、手の平の真ん中もそのひとつです。手にあるマルマポイントの中でも重要で分かりやすいポイントなので、大切にゆっくり押してあげてください。
キュアリングした白いセサミオイルを使ってもさらに気持ちよくマッサージできますし、ご自宅にあるハンドクリームなどでも十分です。セサミオイルを使う時は数滴を手で温めてから始めます。手のひら側から始め、手首から指の付け根に向かって。そして手の甲側もゆっくりと優しく触れていきましょう。
自分が気持ち良いと思える強さで、指一本一本も、指の根元から先へを、少し指を伸ばすように、骨と骨の間が伸びる感覚を味わって。最後に手のひらの真ん中を、ゆったりと押してあげます。
手や腕のマッサージが全身の癒しにつながる
指と指の間も忘れずにマッサージしてください。さらに余裕がある時は、手首、ひじ辺りまでマッサージしてあげると効果的です。あまり早く動かすと、特に冬に増大しやすいヴァータを刺激してしまうので、あくまでもゆったりと行うようにしましょう。
手や腕をマッサージし緩めることで、肩こりなどの予防にもつながります。パソコン作業の多い人や座った姿勢が長い人も、ちょっとした一時に手をマッサージしてみてください。手から癒しが全身、そして心にも伝わってくるかもしれません。