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新鮮な野菜とバリのライフスタイル
せっかく健康食の盛んなバリ島に来ているのですから、今回はオーガニックの畑を紹介頂き、直接そちらへ出向いて新鮮な食材を仕入れました。バリ島は一年を通して気温が高いのですが、現地の生活習慣からお料理を作り置きしておくことが多いため、火を通して食べる野菜類が多くなります。もしかしたらその逆で、火を通して食した方が美味しい野菜が多く育つからこそ、そのような食生活になったのかもしれませんね。
オーガニックプレートランチとスムージー
今回は現地の野菜を味わい尽くすため、手軽にできるレシピでランチのフルコースをご紹介です。
ビーツのフムス
まず作ったのはビーツの味わいを活かしたフムス。ビーツは、日本では火焔菜(カエンサイ)とも呼ばれる真っ赤なカブのようなお野菜ですが、実はほうれん草の仲間です。
そしてフムスとは中近東の郷土料理、柔らかくしたひよこ豆にタヒニ(ゴマのペースト)やニンニク、塩や各種スパイスを加えてすりつぶしたペースト状の食べ物。タンパク質もしっかり摂取できベジタリアンには人気の一品ですが、今回はそこに、丁寧に下ごしらえし、柔らかくしたビーツを練りこんでみました。下ごしらえは、茹でても焼いてもOK。どちらも味わいが変わって楽しいです。
大豆ミートの唐揚げと茹で野菜のガーリックマリネ
現地のヨギー&ヨギーニにもお馴染みの『大豆ミート』の唐揚げをメインディッシュにしたワンプレート。大豆ミートは、大豆のタンパク質から作られた、しっかりとした食感の食材です。高野豆腐のように乾燥した状態で販売されています。こちらも作り方は簡単。お好きな野菜を出汁にして作ったスープに20分ほど浸して戻し、軽く水分を絞ってから片栗粉や小麦粉をまぶして油で揚げます。
今回は現地で仕入れたココナッツオイルを使って揚げ、香ばしく仕上げました!茹で野菜(ニンジン、インゲン、トウモロコシ)にアボカド、トマトのガーリックマリネも添えています。
グリーンリーフのサンドイッチとスムージー
地元の生活習慣に倣って茹でる野菜を中心にメニューを組み立てましたが、バリでは必ず訪れる朝市で、珍しくとても新鮮なグリーンリーフが用意されていたので、そのまま食パンにはさめば緑がモリモリのサンドイッチに。
スムージーは前出のオーガニック畑で仕入れたケール、パパイヤ、パイナップル、バナナ、リンゴをミキサーにかけて、仕上げにライムをひと搾り。フレッシュな果物は南国の宝物。だからこそ、スムージーの美味しさもひとしおです。
土地に生きる食は私たちが自然に生かされてきた証
地元に根ざした食材でのゆるベジ。レシピを考える際も、いかに現地の味を活かすかを1番に考えました。その土地ごとに活きる食。これこそ、人類が自然の中で生きて、自然に生かされてきた証ですね。食と自然に感謝しながら、これからもゆるベジレシピをご紹介せていただきます。
次回はゆるベジレシピではすでにお馴染み、パクチーを使った春のデトックスレシピです。お楽しみに!