姿勢へのコンプレックスは現代病?!
ヨガをしているのに、姿勢へのコンプレックスが改善されない……。そんな悩みを抱えている方は、多いかもしれません。
とくに普段は、長時間のPC作業やデスクワークが多いという場合、どうしても姿勢が崩れてしまいがち。無意識に猫背になっていたり、首だけ前に出ていたり。ついつい足を組んでしまう、という人もいるかもしれません。
放置すると、内臓の負担にも!?
長時間、姿勢が崩れたままだと首や肩のこりにはじまり、骨盤回りの筋肉の血行不良による腰痛、偏頭痛や眼精疲労を悪化させることにも。さらには、内臓への負担も大きくなります。
また姿勢が悪いと、筋肉も正しく機能しにくくなります。つまり、姿勢をきちんと改善しないまま、ヨガやエクササイズなどに取り組んでも、その効果を実感しにくいということです。
ヨガをするうえで、姿勢の崩れのデメリットは、これだけにとどまらず、深い呼吸を阻害する要因にもなります。呼吸の大切さはヨガをしている人なら、誰もが理解できていると思います。深い呼吸をするうえで最も大切なことは、横隔膜をしっかり使うことです。それが、例えば猫背の場合、横隔膜の動きを抑制することになりかねません。
全身の筋肉が正しく動いて初めて、代謝とともに血流が向上。またしっかり深い呼吸ができるようになります。その結果、シェイプアップから、むくみや冷え、便秘改善、精神的な安定……といった美容や健康面での変化が得られます。
“美姿勢”意識で、脳の血流量までアップ
身体への負担となり、かつヨガのパフォーマンスをも低下させる猫背などの姿勢の崩れ。改善するには、日々の生活から意識していく必要があります。姿勢は癖の一種でもありますから、無意識のうちに崩れやすいものです。
首・肩のこりや痛み、腰痛や脚のむくみが強い傾向にある人は、要注意です。立っているときも、座っているときにも、こまめにいま自分の姿勢がどうなっているのか意識してみましょう。
そして、もし姿勢に違和感を覚えたら、仙骨を立てるイメージで、姿勢をシャンと正すようにするのがおすすめです。身体に正しい姿勢を覚えこませるイメージで、これを積み重ねていくにつれ、どんどん姿勢が整い、結果、姿勢の崩れに起因する、身体のトラブルが改善。
深い呼吸もしやすくなり、脳への血流量も増加。そのため仕事の能率も上がるかもしれません。姿勢が整えば、もちろん見た目も美しくなります。いいことづくしの“姿勢意識”を、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。