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公開4日間で、満員御礼となり、追加開催日程も順調予約が埋まりつつある、「ヨガ動作学」。今、ヨガジェネレーションで最も注目の講座と言っても過言ではありません。
昨年、弊社代表MIKIZOが意気揚々と
俺、すごいに人出会ってん!!!
と言って弊社の会議でテンション高く話していた日が懐かしい!まさにその講師が今回MIKIZOと共に対談をお届けしてくださる、山本邦子先生。アメリカのアスレチックトレーナーの資格を持ち、あらゆるプロスポーツ選手のサポート、そして日本では、劇団四季の専属トレーナーとしても活躍、あの元プロゴルファーの宮里藍選手のトレーナーもされていたという、脅威の経歴を持つ、先生です。
どうぞお楽しみください!
一流のプロをサポートしてきた、山本邦子先生と対談が実現!
動画でご覧になりたい方はコチラ
はい。みなさんこんにちは。いつもヨガジェネレーションYouTubeチャンネルをご覧いただきありがとうございます。ヨガジェネレーション代表のMIKIZOでございます。なんか最近登場多いっすね、僕ね。
すみません、暑苦しくて。きょうもまた素敵なゲストをお呼びして10分ちょっとお喋りしたいと思います。
なんと今日はですね、アメリカのアスレチックトレーナーの資格をお持ちでアメリカにてご活躍され、日本に戻れられて、今京都でA-Yogaを実践するKyoto MBM Laboを主宰するというヨガのスタジオを主催されています、山本邦子先生をお招きしてお送りしたいと思います。
邦子先生登場です!どうぞ!パチパチ
ヨガの世界の人からのご紹介ではなく、ゴルフの業界のある有名な方からのご紹介で、「素晴らしい方がいらっしゃる」という事で、お引き合わせいただいたのが邦子さんでした。
このアスレチックトレーナーって、日本ではあまり聞きなじみがないと思うんですけど、ちょっと簡単に邦子さんのキャリアというか、どういう事をされているんでしょう?もちろんヨガの業界でもご活躍の方なんですが、どういうバックボーンがある方なのかお聞きしたいのですが。
テーピングをしたり、姿勢をチェックしたりして、「このままだと腰痛になるからリハビリをしましょう」とか、怪我をした後にアイスして電気治療器あてて、必要だったら手術のサポートに入って、手術後のリハビリをしたりといった形で、アスリートがパフォーマンスをする上で心と身体が安定した状態でできるように、サポートするっていう感じですね。
たくさんの一流を見てきた山本邦子が語る「プロとは何か」
YouTubeを見て頂いた方は、なんか聞いた話だなと。そうなんですね、服同じなのでバレてるかもしれませんが、前回、ハワイのヨーコ・フジワラ先生と一緒にヨガの先生としてプロとはどういうものかお話しました。
邦子さんは聞いてないと思うのですが、我々の中で、ヨガが好きとかヨガが上手とかは当たり前の話で、人に興味を持って自分じゃない人のためにヨガを捧げていこうというスタンスをもっているのが、プロとしての最低限のマナーであるということで話がおちたという。YouTubeの詳細に、その動画乗っていますので、良かったらそれを見てからこれを見て頂けたらいいのですが。
ヨーコ・フジワラとの対談はコチラ
邦子さんに聞きたいのは「一流のプロとは何か」!
それをちょっと聞きたくて。僕からしたら、宮里藍選手なんかは国民的スター、劇団四季も一番有名なすごい劇団をサポートして、プロ野球選手もサポートされている…
僕がいつもしゃべりすぎてスタッフに怒られるので、バトンタッチしますので、邦子さんの方から…
一流には2つのタイプがある!?圧倒的な技量×誰かのための精神
そんな業界に25年くらいいるんですが、そのなかで一流の人って何なんだろうって、もちろん私も極めることができれば、プロとしてだけではなく一流のプロとして誰かのために…先ほど(ヨーコ)フジワラ先生とお話されてたみたいに、誰かのために私の知恵だったり経験を使いたいという意味でのプロをもっと極めたいというのがあるから、いまだに学びを続けてると思うのですけど。そういうプロの側面がある一方で、もうひとつは、一流と言われる人たちには圧倒的な技量があると思うんですよね。だから一流のプロとは何ですが?と聞かれたら、2つタイプがあると思っていて。
圧倒的な技量・スキルを持っている人。もうこの人にはかなわない、何かあったらこの人の所に行ったら解決策が見つかるというくらいの素晴らしい知恵と技量を持っている人が一流として存在していて。もうひとつは、本当に自分が学んできたことを誰かのために、またはそのものを使って社会をより良くしていきたいというところに誠心誠意日々過ごしている人。という2つの種類があって、超一流という人たちはこの両方をもっている、ほんとにまれな人たち。
人としては良くわかんないけど、この人ほんと腕良いんだよね、この人だったら絶対みたいな人もいるじゃないですか。
プロの仕事ってやっぱり作業ではなくて、誰かのための提案であるということを僕らは言語化して、脱作業、作業をやめよう。ヨガの仕事で言うと、覚えたシークエンスを録音機を流して…録音機って古いな(笑)、ボタンを押して再生するかの如くの指導は作業であると。
今日来た面々に興味を持って注意深く観察して、何を提案できるかっていうクラスにすると未来が広がる。
これは裏方だろうが表方だろうが関係ないよねって、言語を一致させようとしてるんだけど。その流れ作業にならないようにっていうのが、邦子姉から出てきたのは感動しました。
「慣れ・だれ・崩れ・去れ」劇団四季のモットーが教えてくれたプロ意識
舞台って毎日同じなんですよ。セリフって言うのは基本変わらない。演者も毎日同じ人が、まぁ多少入れ替わっても、すごい数の舞台をやるわけじゃないですか。でもお客さんは毎日違う方が見に来るわけですよ。初めて見に来る人もいれば、一生に1回しかそれを見ない人もいて。そうなったときに自分は毎日同じことをやっているけども、見に来てくださった方にとってはたった1回のチャンスに自分はルーティンかのように、昨日と同じようにやることは失礼だろうということがそこには含まれていると、私は理解しているんですけど。
なので、慣れちゃいけない、乱れ・崩れちゃいけない、だれちゃいけない。そういうのであれば去りなさい。という。それを2003年なんで17年くらい前に初めて劇団四季の扉の中に入ってそれを見た時に、すごく大事なことだなと思うし、思い出すと、浅利先生は亡くなっちゃいましたけど、所々で自分がなぁなぁで疲れているからってダラダラしたときには、あ、いけんいけんと思って…
忘れてはいけない。人への感謝
ありがとうございました!
時間もあっという間に経ってしまったので、最後に。ヨガジェネレーションのチャンネルなので、今からヨガのプロ、ヨガのインストラクターになりたいとか、すでにヨガの先生になられて、今日の話にあった一流の…まぁ、ヨガの世界は一流二流ってランク付けしなくていいって話なのかもしれませんが、とはいえ、一人でも多くの人に支持されたい、一流の先生に成長したいなという人に、何か最後に邦子さんからメッセージを頂けたらと思います。
これからヨガ指導をする人へ。山本邦子先生からメッセージ
どうしても周りをみると、「あの人の方がすごく先を行ってそうな気がする」とか、「あの人は私よりもこんなことができる」とか、「先週まで来てたお客様が今週から来なくなっちゃった」とか。常にインストラクターって不安が多いと思うんです。集客とかもする必要があるし。
でも目の前の数字とか人の出入りに追いかけられてしまうと、なんのために自分がそれをやっているかをどうしても忘れがちになってしまうと思うので、最初に話した、目の前にいる人のために私はなぜここに居るのかというところを忘れずに、その一人の人のために自分がそこに存在するということを大切にするってどういうことかなっていうことも学びながら考えつつ進んで頂けるといいのかなと思います。
それは作業ではなくて、その日その瞬間にできる提案があるということですね、今日はこれで終わりなんですが、実はヨガジェネレーションは、こんなところにこんな人がいたのか!という、この山本邦子先生と出会ってしまったがためにですね、今後ヨガジェネレーションの中で、プロ向けの講座、セミナーを色々企画しております。この話は次回、展望を明らかにしていきますので。
我々が何を邦子さんと一緒にしようとしているのかというところをですね、続編をお送りしますので、またこの暑苦しい顔が出てくるかもしれませんが、お付き合いいただければと思います。それでは今日は、山本邦子先生にご登場いただきました。邦子先生、また次回もよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!
ヨガの指導者に「プロ意識」は必要か
プロという言葉を聞くと「いやいや、私なんてまだまだ…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ヨガ業界では「プロ」という言葉自体、かけ離れた世界のように聞こえる…という人もいると思います。
しかし、「ヨガ指導者」というヨガを人に指導する立場に立ったとき、ヨガを「誰かのために」「社会のために」伝えていくことでお金を頂くことになります。
つまり皆さんは、プロだということです。ヨガはこれからもっとスポーツ業界、医療業界などとの関わりが大きくなっていく業界です。
だからこそ、ここの部分の意識をもっと高く持って頂きたいと思い、この対談を企画しました。MIKIZOは相変わらず暑苦しいですが(笑)邦子先生の冷静な話しぶりは、さすが一流の選手と一流の仕事をしてきた方のお言葉だな…とご一緒させて頂くことが恐縮に思えてしまいました。
しかし同時にこういった素晴らしい先生と一緒に仕事ができるという現実に、気を引き締めて頑張りたいと思います。
皆さんもぜひ、ヨガを指導するというプロ意識を持って、自らを磨き、そしてヨガを伝えていってほしいと思います。