地面にペッタリの扁平足は危険信号!?
良い機会ですから、ご自身の足を観察してみて下さい。立っているとき、ちゃんと土踏まずが存在していますか?もし足の裏全体が地面にぺったりついていたなら要注意!それは扁平足と呼ばれる状態です。
幼児期には脂肪が多くついているのでみんな扁平足なのですが、大人になってからの扁平足は、健康なうちに改善しておいたほうが良いとされています。
扁平足になる原因
遺伝によって生まれつきずっと扁平足の方がいます。そうではない場合、主な原因は次の3つです。
- 運動不足
- 靴が合っていない
- 体重が重すぎる
靴をずっと履いている現代社会においては、靴の中では足を大きく動かせないので自然と運動不足になりがちです。意識的に運動させなければ、扁平足になるのも無理はありません。
ただ、裏をかえせば、運動させてあげることで改善できるということです。あまり思い悩む必要もありません。
扁平足が引き起こす症状
大抵の場合は、特に自覚症状がありません。しかし、本当に重要な場所なので、こじらせてしまうと良くありません。悪化した際の主な症状はこちらです。
- 歩行不順による姿勢の悪化
- 疲れやすくなる
- 土踏まずの痛みの発症
痛みが出る前に筋トレをして、改善を計りましょう!
一歩ごとに300Kgがのしかかる!?
扁平足になるとなぜ良くないのか?それは足という体の部位で考えると非常に良く分かります。
足はどこについていますか?それは体の一番下、地面と接触する場所です。ということは、全体重を支えているのが足ですよね。ただ立っているだけなら、両足で体重の半分ずつを支えていることになりますが、私達は立っているだけで生活しているわけではありません。歩いたり、走ったり、飛んだり跳ねたり、通勤電車に飛び乗るときには2段飛ばしで階段を駆け上がることもあります。
歩行する際には片足ずつ体重移動が交互に行われています。全体重が振り下ろす負荷を加えながら片足ずつに頻繁にのしかかっています。その重さ、アスファルトでの計算だと体重の約5倍!60Kgの人なら歩くたびに300Kgの負荷が足にかかっていることになります。
超重要!!足裏アーチを取り戻そう!!
上記の通り、想像以上の負荷が足にかかっています。それを緩和する役割を担っているのが土踏まずです。
扁平足が疲れやすい、痛みが出る恐れがあるのは、この衝撃がダイレクトに足から体に掛けて伝わってしまうためです。足裏のアーチがちょうど橋のような構造で、衝撃を和らげてくれているのです。
足裏筋トレの代表的なものは足じゃんけんです。グー、チョキ、パーを繰り返し行います。簡単そうですが、やってみると普段動かせていないことが良く分かります。すぐに程よいキツさとともにポカポカ温まってくるのを感じられますよ。テレビを見ながら無理なく継続してみて下さいね。
まとめ
足の指を動かすことがあまりないので、誰でも扁平足になる可能性があります。でも、土踏まずのアーチはとても重要だということを覚えておいて下さいね。