ヨガ中に水を飲むポイント(ホットヨガ編)

ヨガ中に水を飲むポイント(ホットヨガ編)

喉が渇く前に水を飲むことが大切

人は体重の2%に相当する水分(体重60Kgの人で1.2リットル)が失われると、強い喉の渇き、食欲減退などの症状が現れます。さらに身体の水分量が減少すると、頭痛、めまい、食欲不振等が生じます。

人にとって水分の減少は生命の危機があるのです。「喉が渇いた」から水を飲むのではなく、喉が渇く前に水を飲むことが大切です。

ホットヨガでの水を飲む3つのポイント

こまめな水分補給が大切。
こまめな水分補給が大切。
  1. 水は喉が乾いてなくてもレッスンが始まる前に先に体内にいれる
  2. レッスン後1時間は水だけを飲む
  3. 水を一日合計3リットル飲む

上記をそれぞれ詳しくみていきましょう。

ポイント1:レッスン前に水を飲む

水はレッスンが始まる前に飲むのは、汗をかきやすくするためという理由があります。体内に十分な水がなければ身体は汗をかこうとしません。汗をかきやすくするために、はじめに十分な水を身体の中に取り入れてあげるのです。

動くと胃の中からちゃぽちゃぽと音が聞こえてくるのは飲みすぎなので、適量を飲んでおきましょう。

ポイント2:レッスン後の飲み物に気をつける

レッスン終了後、身体はとても吸収率が高まっています。汗をかいて身体は水をもっと欲している状況です。さらに、ホットな環境で体温はとても上がっています。体温調節をするために身体は汗をかいているので、その体温調節の働きを助けるためにも、十分なお水をとってあげましょう。

ここで大切なのは、くれぐれもジュースやアルコールを飲まないこと。吸収が良くなっている身体のためにも、それらを取り入れる場合は、レッスン後から2時間以上は時間をあけた方が良いです。

ポイント3:一日に摂取する水の量を意識する

ホットヨガだけに限りませんが、一日に水を3リットル飲む意識を持ちましょう。私たち人間が一日に身体の中に取り入れている水分量は、お茶や食べ物の中の水分量なども全てあわせて、1日に2.5リットル体内に取り入れています。

一方、体内の体液や血液など全てをまとめると、身体の中を循環している水分量は8.2リットルと云われています。そこから尿や汗などからの排出量は2.5リットルとなります。

なにも意識をしていない人でも2.5リットルの水を取り入れて、8.2リットルの液体が体内を循環し、2.5リットル排出しているのです。水には老廃物を外に運び出す働きがあります。体内を循環している8.2リットルの中に老廃物も流れています。

しっかりと水を飲んで尿や汗と一緒に排出しなければ、この老廃物は身体の中をずっとぐるぐると循環していることになります。また、水分量の減少が老化の原因や、病気の原因となります。さらに、ホットヨガを日常的に実践している人は、より多くの汗を放出しているので、意識をしないと普段の生活での水分量では水分量が足りません。

理想的な水の摂り方

日常生活でも、しっかり水分を取ろう
日常生活でも、しっかり水分を取ろう

一気に水を3リットル飲むことは無理なので、次のようなスケジュールを参考にしてください。

起床コップ1杯の水(250ml)飲む
朝食中コップ1杯(250ml)飲む
午前中コップ2杯(500ml)飲む
昼食中コップ2杯(500ml)飲む
午後コップ2杯(500ml)飲む
帰宅後コップ1杯(250ml)飲む
夕飯中コップ1杯(250ml)飲む
入浴前後コップ1杯(250ml)飲む
就寝前コップ1杯(250ml)飲む

こうやって時間帯ごとに区切ってスケジュールを意識すると、一日に水を3リットル飲むことも、それほど大変ではないかもしれません。2.5リットルの水が毎日体の中に入っているのならば、3リットル飲むことで体内の老廃物が排出されます。

常に身体の中をお水で潤っている状況にしておきたいものですね。