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2人の得意分野!?今回のテーマは人の成長と人を育てるとは
現在ヨガの先生を育てるトレーニング(全米ヨガアライアンスRYT200)を開催してくれている、ヨーコ・フジワラ先生とヨガジェネレーションにてヨガ業界の裏方を育てるべく奔走しているMIKIZOによる対談。
今回のテーマは
「人の成長と人を育てるとは?」
2人の思う、人を育てるとは?どんな思いで自分の目の前にいる生徒や部下と向き合っているのでしょうか?2人に話して頂きましたのでお楽しみ下さい!
動画で見たい方はこちら
はい、みなさんこんにちは!いつもヨガジェネレーション公式チャンネルを見ていただいてありがとうございます。MIKIZOです。登場多いです、最近。すいません(笑)
さて、今日も素敵なゲストをお迎えして、ちょっといい話を聞けたらなぁと思っております。ハワイからヨーコ・フジワラ先生です!
はーい!また来ました~!軽く暑苦しい組みたいな感じですよね(笑)
相変わらず黒いね(笑)
そうですかね?最近オンラインでTTやってるからちょっと外に出る回数は減ってますけど。あ、この間ゴルフしてきましたね。
こちらは光強めだね。顔白いね。美白です(笑)今日は、スタッフからのたってのお願いというか、これを話してくれということで、深い話になるかと思います。今日のテーマを発表します。
『人の成長と人を成長させる』・・・にはどうするべきか?・・・違うか(笑)えっともう1回言いますね。
『人の成長と人を育てるとは』
いやーこれはねぇ、正直、僕このお題をもらったときに、どうしようかなと思ったんですよね。実は僕も会社をやってて一番難しい。僕が今日うまくしゃべれるかな…ゲゲっていうところもありまして。今日はできればヨーコから先にバトンを渡して喋って頂ければと・・・
先生は生徒の後ろに立つ。ヨガで自己探求できる場を作ってあげる
あれ、意外だな。最初にこれを聞いたときに、酒造さんは噂ではスタッフに1,000本ノックでいろいろやらせるとかいう話を聞いてるから、「酒造さん、得意なとこきたんじゃないの?」って思ったけど。これは、私はちょっとイケる所ですね。
まず、最初にこれを聞いて思ったのは、ヨガの先生として、ヨガを教えるって、数学を教えるみたいに、正解不正解があるものを教えるわけじゃないじゃないですか。ヨガは正解不正解じゃなくって、人のその成長に繋がるものですよね。
これはTT(ティーチャーズトレーニング:以下TT)でもいつも言ってることなんですが、先生つまり私が前に立って「私についてこい!」っていうのは、ヨガに関しては違うんじゃないかなと思うことがあるのね。
というのが、人を成長させるために、その人が自己探求を深められる環境を作ってあげる必要がある。そしたら、先生が目の前に立つよりも、どちらかっていうと後ろ・バックに立ってあげたいね。「転んでも大丈夫だよ、支えてあげるよ」って。
もちろん、迷った時、どっちか分からなかったら、ちょっと指示出して、suggestion(提案)してあげようっていう形があるかもしれないけど。でもどちらかっていうと後ろに立って、子供が自転車乗るのと同じで後ろで支えてあげて、「持ってるよ、持ってるよ~」って言って、この子がいけると思ったら(手を)放して、持ってないよ~みたいなね。
そういう自分で探求できる環境を作ってあげるのがヨガの先生ではないかしらと思いますけど。
ヨーコらしくて素晴らしい!
私、いつも頭のどこかで、「ヨガを経験できる安全な場所を作ってあげたい」っていうのが指導するテーマの中にもありますからね。
成長と育てるは主語が別。人の成長には3種類ある!?
いいこと言うなぁ。今、ヨーコはRYT200をオンラインでもやってくれてるからいいね!次は10月だっけ?皆さん本当にヨーコの講座は良いんで、ここに詳細に載ってますからね。・・・一応PRもね(笑)
僕はこの分野は非常に苦手だと思っている分野で。ただ話してって言われたら自分の中で捉え方は、わかってるつもりです。まず僕は、スタッフからお題頂いたときに、「人の成長」と「人を育てる」って言う言葉は、僕の中で実は2つセパレートされてて。
何で分かれているかと言うと、主人公が変わると思ってて。「成長」は「自分の中で起きること」、「人を育てる」は「主人公が、成長する人と育てる人と2人になる」から。違う言葉に聞こえる。
まず。成長っていう言葉は僕においては、どこまで話すべきか、すごい勇気がいるんだけど。でも、人が成長するパターンは大きくは3つの人種に分かれると思ってる。
今3つって言ったんですが、まず、2つに分かれると思ってて。1:成長を自分の中で創意工夫して、どうやって成長するのかを見つけていく、工夫をしていける人。これは、なんとなくヨーコもわかるでしょ?
うんうん。
工夫してトライ&エラーを繰り返して、「こうやったらいいのかな」って勝手に成長していくっていう子がいる。でも、こういう人は10人いたらたぶん1人2人しかいなくて。
あとの8人くらいが、成長は基本的にしたいと思ってるんだけど「やり方が分かりません、成長の仕方がわかりません」という子たち。
でも、ここでまた、2つに分かれる。2の子たちは「じゃあ、こうやって成長してごらん」っていう風に、きっかけやチャンス、やり方を教えたら、素直に「はい!」て言ってやってみて、みるみる成長していく。
次に3。残りの方たちは、「成長したいです、でも成長し方が分かりません。」と言うから、上司やヨガの先生が「こうやって、やってごらん」って、良いアドバイスをくれてるんだけどその通りしない。という。
この3つの属性に分かれるのかなと思う。でも今度「人を育てる」って言葉になると、この3種類の人種に対してどう指導していくかって言う風な言葉に僕はなるんだよね。
1のお利口さんの自分で探究心を持って工夫してどんどん成長していく子は、もう見守ってあげるって言うのと、全体感の方向性がずれないように見守るだけで、もうみるみる成長する。
2の、素直にものを聞いてどんどん繰り返して、いわゆる1,000本ノックをやってみよう!って言われたら、「はい!!」って言ってついてくる子は、正しいことをちゃんとノックしてあげる。
3のアドバイスをしてもなかなか聞き入れられない、「私はこうやりたい」って言って、なかなか上手くできない、結果も付いてこないって子は、もう我慢強く小さな小さな成功体験をさせてあげる、以上!
ヨーコ・フジワラが語る。ヨガのアジャストを見ると人間性がわかる!?
今、その話聞いて思ったのが、ヨガのアジャストメントっぽいなぁと思った。アジャストしてると、例えばできないポーズあるじゃないですか。
それに対して、アジャストって腕を巻くポーズ(マリッチアーサナ)だったとすると、もう一生懸命、腕を巻くのを手伝ってあげるのね。
1のタイプの子は、ある程度の時点で「先生もういいです」って断りにくる。「ちょっと自分でやらせてください」って。その子はやっぱり成長するの。できるともう次のチャレンジくださいって、次に行くの。その探求で。
2の素直なタイプっていうのは、アジャストするとそれを素直に受け取って、いってほしい方向にいく。で、まぁそれでいくんだけどある意味2人目の素直くんはどちらかというと、「先生どこですか?次のポーズアジャストしてくれないんですか?」って待っちゃうタイプ。だから先生に依存しちゃうタイプでもある。
3になるとアジャストしようとしてるのに、「肩が痛いんです・膝が痛いんです」っていう言い訳をして、ちょっとやらないでくださいって言ってこなくても、体がカチッと拒否をする。
そういうのに似てるなーって思っちゃった。
なるほどね。
「してあげる」ばかりではない。自分で成長をさせる場を作る
あともう1つ思ったのは、人の成長には、必ずしも何かをしてあげるのが人を成長させることではないということ。例えば、たまにその2人目の素直くんをシラッと見てみぬ振りすることもある。
「先生来てください!手伝ってください。」って言ってるのはわかっているんだけど、シラっと「気がつかなかったんです」ってわざと無視するんです。
そうすると、本人は先生来てくれないんだったら自分でやるしかないかっていう・・・
探究心が芽生えるわけだね。
そうそう。それでできると、「あれ?私できるんじゃん!」って思ってくれる。一瞬は「先生いじわる」って思うかもしれないけど(笑)
あとその3つ目の子は、私の今までの経験であるのは、「なんでみんなは成長できるのに私は成長しないんですか?」って、私に(先生に)食いついてくるんですよ。
その悔しさが出るまで待つっていうのもある。
だから、「成長しないなぁ。いつも言い訳してるしなぁ。」って思って見てるけど、もうそれが、どうしようもならないんですってとこまで来て、壁にぶち当たって初めて成長するんだなっていう。
MIKIZOでも悩む!?必要なのは相手に対する愛
なるほど。ヨーコらしいな。自分がここの分野に苦手意識持っているのは、自己分析すると実はね、僕、明らかに1番目のグループのタイプなんですよ。これ自慢とかじゃないですよ?
私もです(笑)
教えられるのが苦手だから、自分で創意工夫して、何でもトライ&エラーを繰り返して、自分で色々やっちゃうタイプだから、こういうタイプが指導側に回ると、「何で、自分で考えないんだよ!」って言っちゃうの。これは未熟さだと思ってて。「こんなの簡単じゃん!トライ&エラー繰り返してやりぁいいんだよ!」って言う、僕はね昔からそういうタイプだった。それをやっぱり殻を破りたくて。
僕はヨガの先生じゃないけど、人材を成長させたいなぁと思ってる。今もやっぱり「こんなんじゃダメだなぁ」と思いながらね。
でも大事にしているのは、例えばきつい言葉を言ったとしても、根っこの愛があるかどうかっていうね、もうこれまた結構かゆい話になっちゃうけど。
これ難しいのキター(笑)
でも、その子に対する興味がある、部下に対する興味があって、その子の人生に関わるって責任もあって、基本根っこでその子のことが大好きって言うのがあるかどうかだけをやっぱり確かめている。それがなくなって「自分が言う通りしろよ」っていう風になったら、僕はもう社長はダメだな。と思ってるよ。
いやそれまさにこの間の話と同じじゃないですか。「プロの指導者ってなんだ」って話になったときに、「自分が指導者になりたいんです」って言うと、それが誰のためにやってるか、が大事。自分のためにやっていると、人が伸びているか伸びてないかよりも、自分がどれだけ良く見えるかということに行ってしまうんだろうし。
あと、意識してやってることは、「私の背中見て育て」みたいな感じのところ。だから、練習してるんだよね、私も。私が怠けたら成長は止まると思ってるし。ある意味なんかバトルフィールドなんですよこの自己研鑽って。
自己探求すると傷つくこともあるんですよ。その時に自分が1回バトルフィールドに入って立って傷ついて、自分の生徒に対しても、「傷ついたけど、立ち上がって強くなった」っていう自信があると、「あなたも多分、傷つくと思うけど歩いてみたら?きっと成長するから。」って言える。それも愛なんじゃないかって思うの。
傷つかないように守ってやるんじゃなくて、「嫌われてもいい」って言い方は変だけど、ちょっときついけど可愛い子には旅をさせる、行ってこいってやるってのは、ありますよね。
ヨーコらしいな(笑)今日ちょっときつい言い方になったかもしれないけど、この3つの人種を区分けしようって言ってるわけでもなくて、どういう成長の仕方でも成長は成長だから素晴らしい。
なかなか自分の思い通りに成長しなくて悩んでる子も、たぶんこのYouTube見ている方にもいらっしゃると思うんだけど、やっぱり小さな小さな成功体験でいいから積み重ねていってほしいなあと僕は心から思う次第でございます。
その通りですよ。私も思いますよ。
10月にヨーコ・フジワラによるワークショップを開催!
ぜひ、今後ヨガの指導者になりたいという子なんかは、本当にヨーコ、この画面にヨーコは「突き放すような言葉も私は時にする」とか言ったけど、まぁ本当に根っこに愛のある先生だから、僕はオススメしたい。
今ね、たまたまオンラインでこうやって繋がって、色々出来る環境にあるからね。ヨーコって10月にワークショップとかあるのかな?
うん、ありますね、10月やります。
ぜひ、ヨガを受けていただいて、自分の殻を破っていただいたらなって思います。今日は難しいテーマだったな。
いやーでも殻を破ってなんぼですよ、やっぱり。
そうだよね~
難しいテーマだけど、私これ好きですよ。たぶん酒造さんもそうだし。私も多分、なんだかんだ言って好きじゃないですか私等。よく言われるのが先生はサドですかマゾですかみたいな(笑)
だけど厳しい中でも、成長するのが好きだから、自分の教え子には「厳しい道だけど絶対成長するから」って導いていきたい感じですよね。
いいですね、いい感じに締めていただきありがとうございます。僕はあまりいいことを喋れてなかったらすいません(笑)またヨーコとは定期的に(対談)やりますんで。
あ、コメント欄にこれ話してほしいとかあったら、コメント欄に書いてもらったら、撮りますよ!ぜひよろしくお願いします。
と言うわけで!ちょっととりとめのない話になっちゃったかもしれませんが、今日は「人の成長と人を育てる」というかなり深いテーマを喋らせて頂きました。ヨーコありがとう!
ありがとうございまーす!また次回よろしくお願いします!
動画で見たい方はこちら
いかがでしたか?相変わらずの暑苦しい2人ですが(笑)本当に根っこが似てると思っています。皆さん、2人に話してほしい内容等ありましたら、ぜひYouTubeのコメント欄にご記載くださいね!
そして、ヨーコ先生が現在メイン講師として行われているRYT200が現在開催中。私もいつも一緒に見させて頂いていますが、愛しか感じないです。もう。(笑)こんな先生と一緒に、20日を一緒に過ごせるなんて、幸せでしかない!
10月にはワークショップや無料説明会もたくさん開催しますので、ぜひ皆さんヨーコ先生に逢いに来てくださいね!