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ヨーコ・フジワラ×MIKIZO対談!今回のお題は「壁」
コロナのような避けられない壁はもちろんのこと、人生にはいくつもの壁が立ちはだかります。
仕事や人間関係、お金…悩みは尽きません。
しかし、こういった壁を乗り越えるためにもヨガのプラクティスは役立つのではないでしょうか?本日もお馴染み、ハワイからヨーコ・フジワラ先生、そしてヨガ業界裏方代表:MIKIZOの2人に対談して頂きました。
ヨガ業界を代表する2人は人生の壁をどうやって乗り越えるのか。もちろんヨーコ先生のプラクティス裏話もお聞きしたので、皆さんお楽しみください!
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今日もハワイから素晴らしい先生お招きします!ヨーコ・フジワラ先生です!パフパフパフパフ~
乗り越えられない壁はない。ヨーコ流:壁の乗り越え方
だから、逃げてもいいけど、いずれまた戻ってきちゃうもんだし、やっぱり人生って逃げるとまた同じような経験が起こるから。それだったら前もってどうやって乗り越えられるのかっていうことをやっていくのか。あとはもう、「乗り越えられない壁はない」ってこともよく言われますよね。
多分スタッフがこのテーマを僕らにしゃべって欲しかった理由って、ヨーコがアシュタンガヨガっていう、まあ普通の一般のヨガと少し違うっていうか…まさにアシュタンガヨガって、段階的にポーズを与えられる、あのくだりを聞きたいんじゃないかなって思うんだよね。
ヨーコ・フジワラが話す!アシュタンガヨガの練習方法
だから10個の人もいるし、20個の人もいるし、30個の人もいるし…じゃないけど、そうやって自分のペースで練習していくっていうのが、アシュタンガのやり方。アシュタンガのシークエンスって決まってるから、毎回やるのが決まってるんですよね。それがね、最初のプライマリーシリーズ・第1シリーズから始まって、セカンドシリーズ…ってちょっとずつ増えていく。
もちろん先に進むほど難しくなるってことなんだけど、壁の話だなと思うのが例えば私の話で言うとプライマリーシリーズ・ 第1シーリズやってるときは、「前屈しましょう、ハーフロータスしましょう」とか、そのくらいから始まるわけでですよ、「三角のポーズしましょう」とかね。
その時にポスターでサードシリーズのポーズとか見ると、頭に足をかけて立ち上がるとか…
でも「こんなことできるの?無理じゃん?」とか思いながらも、コツコツと進めていくと、時間はかかるけど、前屈でやっと親指が届いただったのが、頭がつくようになって、先に進んでもっと難しいポーズどんどんやっていくと、そのうち、「あれ?もしかして頭に足掛かっちゃうかも?」みたいな風になって、徐々に進んでいくといつのまにか頭に足かけて立ち上がれるまでになっている…
プラクティスの中でも、中には「先生あのポーズやりたい!」ってカッコイイポーズもあるけど、まずは、基礎をちゃんとやっておくといいよというのがあるんですよね。
カポターサナに5年。ヨーコ・フジワラにも壁はあった!?
その先生なんかも、カポターサナってポーズ知ってます?膝立ちになってバックベンドして後ろでかかと持つやつ。あれはもうね~
でその時にできるようになって初めて、実は言わなかったけど絶対無理だと思ってたって後々言われた。
だから逆転系のポーズやれとか、バランスのポーズやれとか言われたらがっちり決まるんだけど、柔らかいポーズが無理。ぐにゃぐにゃこうやってみて~とか言って、はい!こことるんですか?ぐにゃーとかやるのとかもう、全然無理。(笑)
今でも、生徒さんが私のプラクティス見て、「先生はすごく時間かけて細く1つずつ体の部位を開きながらポーズとるんですね」って言われたことがあるの。それぐらい今でもそんなにグニャグニャ柔らかくないんですよ、できるけど一応。
MIKIZO論。壁はいきなりやってくるものではない!?まずは目線を変える
まぁもちろんね、5年!?ヨーコ先生でも5年かかるんだ!という、ちょっとあの半ば絶望っていうのがあるかもしれないですけど…でも越えれたんだもんね、結果ね。
僕はね、毎朝ヨガをガシガシやるような、そのようなヨギーではもしかしてないかもしれないけれども、仕事でも一緒だと思ってて。
たくさんのスタッフを見てきて思う、仕事での壁みたいなのと一緒だと思ってて。ヨーコもさっき言ってたけど、壁ってなんか人って向こうから壁が突然現れるみたいにもちろんそういうこともあると思うし、そう思うのも当然だと思うけど、実は壁って自分で作ってる部分もあるんじゃないかなって非常に感じてるところで。
実はそれは壁じゃないかもしれないし、もっと言ったら想像以上に、自分が思ってるよりは低い壁なのかもしれないっていうところを、なんかすごく大きく捉えすぎて自分の心を痛めている人をよく見る。実際に。
壁の乗り越え方っていうと、千差万別いろんなケースがあると思うけれども、その壁ってどれぐらいの壁なのっていうことを、ちゃんと自分でまずは理解されることを僕はおすすめしたい。理解した暁には、できれば少し乗り越えやすい壁から行かれることをお勧めしたいなと思います。
だけどその同じバックベンドでもいきなり難しいポーズをやろうとしたらそれは心折れるから、まずはできるものからやるのと、できるものでも、例えばそのカポタアーサナじゃなくても、例えばラクダのポーズ、ウシュトラアーサナとかでも、そのやるの段階でただやるんじゃなくて、そこの中でも「胸は開くけど腸腰筋が硬い」とか、どこの角度から攻めるかっていうところを知ってほしい。
山登りもそうだけど、エベレストを登るのに一番急斜面を行くのか、ゆるい方から行くのかっていう。もちろん、エベレストは高いかもしれないけど。自分の壁があったら、その壁をどの方向から(攻略するか)っていう作戦を立てる。アーサナに関してもそうかな。そうすると意外と思ってたよりも壁が高くないかもしれない。
例えば、私はすごい腸腰筋とかあそこらへんが硬いからそこをすごい集中して一つ一つ丁寧に開いてあげてってやってあげて。あ、こうできるのかって結局学んだりもしたから。どの方向からどうアプローチするのかとかそういうのもあるのかなって思った、今聞いてて。
もちろんトライして欲しいし、できれば乗り越えて欲しいんだけど、なんかね、アドバイスが1個あるすれば、自分の中でのここからここまでは一旦がんばってみようみたいな期間設定もすごく大事だと思ってて。
これは特にビジネスでは。もしその期間設定を1回トライして、駄目だったと思ったら一旦そこから離れてみるっていうのも僕はおすすめしたいわけ。要するにチャレンジをやめろって言うんじゃなくて、まさに言ったようにチャレンジのアプローチとか壁を変えてみたらどうかなみたいな。
なんでこんなことを言うかと言うかと、確実にやっぱりこう…わかんないですよ、ドMな人が世の中にいますから、ずーっとなにかを課してね、それが私の人生という人もいるかもしれないけど、基本的にはその乗り越える経験をたくさんした方が嬉しいわけじゃないですか。
「やった!出来た!」みたいな。なので大っきな壁をまあヨーコみたいに5~6年かけていけるっていうのはすごいだけども、多分その5~6年の中でちっちゃな壁っていっぱい越えてるわけでしょ、ヨーコの中で。
まずは小さな成功から。カポターサナはアシュタンギーの壁認定!?
やっぱり小さい成功を喜ばない、なんか日本人的な絶対にやらなきゃいけないって思ってしまう。このあいだね、今TT(RYT200講座)でバックベンドの話をしたの。ある生徒さんが足のつま先はまっすぐじゃなきゃいけないとか、太ももの間にブロック挟んでしっかりやらなきゃいけないって、だからすっごい腰が辛かったっていう話をしてて。
だけど私は開いちゃってもとりあえずバックベンドができた感があると、あーできた!って喜びがあると思ってるの。
完璧じゃないけど少しの成功から。ちょっとずつ上手くなってきたら直していこうかっていうアプローチの方が私も好きだし、私も教えるときはそうかな。
でもね、カポターサナに関してはアシュタンガをセカンドちょっとまでやって人だったらね、「カポターサナか…」って誰もが軽く頭を抱えるようなポーズなの。
小さなことからコツコツと。成功体験を増やしていく
というのが、昨日はできなかったことが今日できたけど、その昨日と今日でこれ(ほんの少し)しか違わなかったの。
昨日はできたっていう完成形からしたらちょっと足りなかったけど、今日との違いってこれだけ(ほんの少し)の違い。コツコツが毎日だからいつのまにかこれだけ近かったっていう。ヨガの楽しみもそうだし、人生の楽しみのそうかもしれないけど、もちろん得たものもいいかもしれないけど、その経過の一つ一つのステップを少しずつの成功で、気がついたら私こんなにできるようになってた!って振り返ったときの喜びのほうが、何か壁乗り越えた喜びですよね。
小さな壁をコツコツと乗り越えていくという成功体験を進めていきましょう!
ということで、今日のハワイからヨーコ・フジワラ先生を招きして、壁の乗り越え方というところにお話しさせていただきました。この秋もヨーコ先生はまた…
小さな壁をコツコツと乗り越えさせていただける素晴らしい先生でございますので、よかったら皆さん…
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いかがでしたか?びっくりですね。あのヨーコ・フジワラ先生にも5年かけてできたポーズがあるっていう…。私はこういったコツコツと努力をするっていうのも1つの才能だと思います。
人生も同じ。コツコツと行うこと、あらゆる角度からのアプローチ、そして期間設定。2人の会話はマットの外にも通じるものがたくさんありました。
そして、また、できなかった経験があるからこそ、できない人の気持ちがわかり、攻略方法も教えられる。ヨーコ先生のヨガの指導力の高さはこういった経験から来るものなのだと思います。
体が硬いから…と諦めている皆さんもぜひ、ヨーコ先生に逢って練習をしてみてください。10月には各種ワークショップが目白押し!単発で受けられる「美しい太陽礼拝のコツを学び体感する講座」や体が硬い人必見!「前屈・後屈マスター講座」も開催です!お楽しみに!