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皆さんはヨガを始めてから今までで、印象に残っている先生はいますか?その先生のどんなところが好きで、通っていましたか?もしくはどんなところが嫌で、ヨガスタジオに行かなくなってしまったでしょうか?
これが実はヨガをする側から教える側に立つときに、非常に大切な目線です。
ヨガの先生になると教えることばかりに気を取られてしまいますが、実は「ヨガを受けていた頃の感覚」も大切だったりします。
こんにちは!ヨガジェネレーションのベーです。
ヨーコ・フジワラ先生によるRYT200の2日目。午前は、ヨーコ先生から「ヨガ指導」の講義が行われていました。
オンラインクラスも超満員!ヨーコ・フジワラの指導が人気な理由
ヨーコ先生のアシュタンガヨガレッドクラスは毎年の来日時も大人気でしたが、コロナ禍におけるオンラインクラスもそれに勝る人気ぶり。
段々参加してくださる人が増え、ほぼ満員で毎回開催されています。
それもそのはず、20名を超える人数でもヨーコ先生は決して、一つのクラスを教えているのではなく、「一人ひとりを見てくれている」のが伝わってきます。しかし、その秘訣は何なのだろう…とヨーコ先生のヨガ指導者としての姿勢は、とても興味がありました。
ヨガを始めたばかりの人、初心者の人に向けての指導方法
初心者の人っていうのは、いっぱい教えてあげることがあるし、伸び代が大きいから、いろんなこと言いたくなっちゃう。でも、ずっとその人に付きっきりになってしまうと、他の生徒さんが面白くなくなってしまうから、そこは注意しないといけないよね。
とヨーコ先生。あれもこれもとたくさん言われても、ヨガを始めた当初は、自分の体が思うように動かないもの。
言われた生徒もいっぱいいっぱいになってしまいます。たくさんのことを教えてもらえるのは嬉しいけれど「今日はこれ」とシンプルに言ってもらえた方が集中もできます。また、他にいる生徒さんのことも同時に考えなければなりません。つい、初めての生徒さんに構ってあげたくなる気持ちもありますが、バランスが大切です。
また、
初めての生徒さんには、「ヨガって気持ちよくない?」くらいで大丈夫
と教えてくれました。まずは、生徒に「ヨガって楽しい!」「ヨガって気持ちいい!」っていう感覚を植え付けてあげるのが大切だということですね。
中級~上級者への指導方法
段々うまくなってくると、伸び代も少なくなってくる。だけど、ほんのちょっとした発見がすごい大きな気づきにもなるんだよね
確かに、ヨガの練習を行うにつれて、体は繊細に反応するようになってきます。今まで気づかなかった変化や、昨日と今日の小さな違いに気が付くようになってきます。一見、周りから見るとわからないような小さな変化に気が付くようになってくると、それはそれで、面白い。
だからこそ、細かい指示をしてもらえただけで、生徒にとっては大きな変化に繋がることもあるということです。
練習に本腰が入ってきた生徒さんには、褒めるけど、細かい指摘もする。足の位置や指の向きとかね
とのこと。さすがヨーコ先生、いろんなことを考えながらクラスを作ってくださっているのが伝わってきて、感動してしまいました。
褒めるだけじゃない。生徒の実力より少しだけ上の指導を心掛ける
ヨーコ先生のクラスは、基本褒めてくれる。(笑)私はこれって大切なんじゃないかと思っています。ヨガを好きにさせること、ヨガを続けてもらうことも大切なことだからです。
私は、良いヨガの先生の素質の1つは「生徒をその気にさせることができる」かどうかなんじゃないか、と思っています。(あくまで個人的に、ですが)
これは、ヨーコ先生のクラスを受けた生徒さんの声からも感じ取れます。皆、「あ、私もできるかも!」「楽しい、もっと練習したい!」となり、そこから練習を継続させる力が湧いてきてるんだなと思う声をよく聞きます。
そして、ヨーコ先生が更にお話されていたのが、
その生徒のちょっと上を目指させてあげるの。ずっと『いいね、いいね』って褒められてばかりでも嬉しくないから。『いいんだけど、ちょっとここをこうやってみて。そしたらもっと良くなるから』って
聞きながらなるほど…と、思っていました。私たちは、きっとヨーコ先生の手のひらの上で転がされているのでしょう。(笑)「うまくなったね!」と言われれば素直に嬉しいし、良い気持ちになっているときに「もうちょっとこうしてみたら?」と言われたら、『もっと良くなるなら…』と素直に受け入れます。
思い返せば、私が最初に通ったヨガクラスの先生も、私の扱いが非常に上手な先生だったな~と思います。なので、いつもまんまとクラスに通っていました。(笑)
始まったばかりのヨーコ・フジワラ先生によるオンラインのRYT200。始まったばかりですが、このトレーニングからどんな先生が生まれるのでしょうか!今から楽しみです。
また次回もレポートしたいと思います!