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ヨーコ・フジワラといえばバンダ。もう、ヨガジェネレーションで行われているヨーコ先生のワークショップは、ほぼバンダ講座(それは言い過ぎだけど。笑)と言っても過言ではないと思われます。
こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。
RYT200ヨガ指導者養成講座4日目は、そのお待ちかね、バンダ講座の日。バンダって、そもそもよくわからない、という方も多いのではないでしょうか?
何を隠そう、私もそうです。しかし、そのよくわかっていない私でも「おっ、これか?」と思う体験ができるのがヨーコ先生の指導のすごいところ。
そもそもバンダとは?ヨーコ・フジワラが語るバンダ論
そもそも、バンダっていうのは、エネルギーロックですね。「締める」っていう意味もあります
とヨーコ先生。体の中心にあって、基礎になる部分のこと。よく使われるのは基本のバンダはこの3つ。
- ムーラバンダ
- ウディヤナバンダ
- ジャーランダラバンダ
バンダは難しい!?説明を聞いてもよくわからない人へ
とはいえ、目に見えない上に感じてみて、と言われてもわからないのがバンダ。体の部位のように、「これがそう!」というものがあればわかりやすいですが、そうじゃないから、「よくわからないもの」として認識されています。
しかし、ヨーコ先生はこうおっしゃっていました。
私たちは、見えるから筋肉、肉体の方がリアルだと思ってしまうけれど、見えないから、リアルじゃないっていうわけじゃないんだよね。私たちの肉体は結果であって、結果には原因がある。原因は目に見えないかもしれないけれど、結果と同じくらいリアルでもあるし、もっと言うと原因の方がパワフルなこともある。
つまり、目に見える筋肉よりも、見えないエネルギーの方がパワフルだったりする、ということ。私自身、「エネルギーと言われても…」と思っていた1人。
しかし、ヨーコ先生のバンダ論を聞きながら、練習していると、アシュタンガヨガを始めた頃より、エネルギーを消耗しなくなったのが、わかります。
当初はとにかく筋肉でアーサナをとるから疲れるし、バンダがあるっていうのは知っているけど、その働きを理解していませんでした。しかし、徐々に疲れなくなってきたのは、おそらくバンダのおかげ。(単に手を抜くのがうまくなったかもしれないけど。笑)
でも、ヨーコ先生のバンダの話を聞いてから、各段にダウンドッグからアップドッグへの移行が軽くなったので、ヨーコ先生のバンダの説明は素晴らしいと思っています。
エネルギーをロックする。バンダの役割
エネルギーといえば、ヨガでいうプラーナもエネルギー。私たちは、アーサナを行うとき、呼吸をしてエネルギー(プラーナ)を体内に取り入れています。もちろん、エネルギーの取り入れ方には、食事や情報など、呼吸以外の方法もありますよね。
その取り入れたエネルギーをロックするのがこのバンダの役割。
だから、「バンダ=エネルギーロック」といわれているのです。
バンダはバルブ(血管の静脈弁)のようなもの
そして、ヨーコ先生の説明の中で、うまいこと言うな~と思ったのが、この一言。
デヴィッド・スウェンソン(世界でも有数のアシュタンガヨガ修練者及び指導者の第一人者)もこう言うんだけど、ようはバルブみたいなものなのね。
通常、静脈に備わっている弁は、血液の逆流を防ぐ役割を果たしており、心臓に血液を流す方向にのみ開くようになっています。バンダも同じように考えると良いと教えてくれました。
私はいつもうまくバンダを働かすことができていなくて、エネルギー漏れをしていたんだろうなぁと納得。
常に入れてあげるけど、逃さないって感じ
という理論を聞いて、「バンダが抜けないように締める」というのが、更にイメージできるようになりました。
ヨーコ先生の教え方がいつも面白いなと思うのは、私たちの想像力を働らかせ、その体験ができるように、言葉で色んなところから攻めてくれるところです。
インストラクションもそう。バンダの体験をしたことがなくても、想像力を掻き立ててくれるので、バンダに近づきやすくなる。だから、皆どんどんアーサナが上達していくんだなと思います。
余談ですが、私のお気に入りのインストラクションは、前屈するときに「背骨を皮膚に埋め込む」っていう表現だったんですが、最近ヨーコ先生があんまり使ってくれない……残念。笑
なんて、話をしていたらもう4日目が終わってしまいました。20日間の5分の1が…!また次回をお楽しみに!