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解剖学。皆さんのイメージはどんなものでしょうか?解剖学と聞くと、本とにらめっこ。骨や筋肉の名前を覚えるだけのつまらない講義…。という先入観を持っている人も多いのではないでしょうか?
こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。ヨーコ・フジワラ先生のトレーニング7日目。午後は、タイラー先生によるヨガ解剖、生理学の時間です。
ヨガ解剖学・生理学担当。タイラー・モンガン
このトレーニングで解剖、生理学を担当してくれているタイラー・モンガン先生は、面白いバックグラウンドを持っています。医学部中退、鍼灸師の資格を持ちながら、ヨガジェネレーションでは、ヨガ数秘学を中心に教えている…という。初めてお会いした時は「何で…?」と思ったのを覚えています。(笑)
しかし、だからこそ、西洋医学にも東洋医学にも精通しており、とても面白い講義をしてくれます。
今回はそんなタイラー先生の解剖、生理学講座の一部をご紹介したいと思います。
マインドの3つの悪魔!?体が教えてくれる自分自身
心身相関、体と心は繋がっていると言われている通り、体には、私たちの感情や心の状況が表れると言われています。
今日はマインドの3つの悪魔を紹介したいと思います
とタイラー先生。タイラー先生曰く、私たちのマインドにはその行く末を阻む3つの存在があると云います。そして、これらは、時間軸と共に、肉体(臓器や筋肉)にも影響するのだそう。
その3つがこちら。
- 過去の怒り=肝臓に現れる→広背筋
- 今の心配ごとや不安=心臓に現れる→梨状筋
- 未来への恐怖や不安=腎臓に現れる→腸腰筋
今日はこの3つのうちの過去の部分を掘り下げてご紹介します。
過去の怒りは、起こった時点で使うもの
この中で8月生まれの人はいますか?
とタイラー先生。残念ながら、今回のトレーニング生の中にはいなかったのですが、実は私は8月生まれ。
タイラー先生が教えている、ヨガ数秘学(誕生日の数字から人生を導き出すシステム)では、誕生月というのが、人生の課題(レッスン)を表します。
中でも、今回お話があった8という数字は、怒りのエネルギーを持つ、と言われていている数字。今日のタイラー先生のお話によると、タイラー先生のお父様は8月生まれで、タイラー先生が子供の頃は兄弟たちが何かをこぼす度にイライラされていたのだそう。
先日も、タイラー先生のお母さまがワインをこぼされたことがあったらしいのですが、イライラしながらも、そこを綺麗に片付けられていた、とお話をしてくれました(笑)
ここでポイントとなるのが、怒りのエネルギーは悪いものではなく、怒りが起こったときにその場で使うものである、というところ。
怒りのエネルギーが良い悪い、ではなくて、起こった時点でその場を綺麗にするなど、ちゃんと使うことが大切だ
と話してくれました。
使わないと溜め込んでいく。怒りは肝臓に溜まる!?
怒りが沸き起こったときに、ちゃんと使っておかないと、怒りが過去のものとなり、自分の内側に溜まっていきます。
この影響を受けるのが肝臓。
私たちの右の肋骨の下の部分にあるこの臓器。重さの平均は1.3キロ、血中の毒素を取り除いたり、脂肪やアルコールを分解したりする役割を担っています。中医学では、感情やエネルギーを流してくれる役割もあるのだそう。更に、怒りを過去のものにしてしまうと、それに引っ張られてしまい、未来の計画を立てることも困難に。
これを読んでいる、8月生まれの人。(私もだけど。)イラっとしたら、そのエネルギーをどこかに使いましょう。(私は大抵、イラっとすればするほど、そのエネルギーで仕事をする傾向にある。笑)
過去の怒りが影響する筋肉、広背筋
怒りが肝臓に溜まると影響してくるのが、広背筋。ここが硬くなっている人は、自分を振り返る必要があるかもしれません。
過去に残してきた怒りはありませんか?あの時、あぁしておけばよかった…という置き去りにした感情はないでしょうか?
そんな皆さんに1つだけ良いヨガのポーズをお伝えします。(講座の中では、もっと教えてくれますよ~)
それが、これ。
チャイルドポーズで広背筋をストレッチします。広背筋を伸ばすようにチャイルドポーズをしながら合掌。
そして、その後、その手を離して天井に向けます。
これを行うことで、過去の怒りの感情を手放していくそうです。
皆さんの周りでよく怒っている人がいたら、チャイルドポーズでお祈りさせるといいかもしれませんね
とタイラー先生。ヨガの良いところは、アーサナによって体からアプローチができるところです。過去に怒りがあるな…と気づいたら、こうやって怒りを手放すのも1つの手ですね。
こんな感じで体のことを勉強するのも面白い!体のことを知ることは自分を知ることと同じこと。タイラー先生の講義はこの後も、現在、未来と続いていきました。解剖、生理学と聞くと難しそう…と思って、嫌厭する人も多いですが、こんな解剖、生理学であれば、身近に感じられるはず。
ヨーコ先生のRYT200もいよいよ8日目。折り返しが近くなってきました。また次回のレポートもお楽しみに!