皆さまこんにちは。いよいよ1年で最後の月、12月がやってきますね。ヨガジェネカレンダー2020年最後の更新です!ぜひダウンロードして、良い締めくくりの月にしてくださいね。
12月と言えば年末の忙しさ、忘年会やクリスマスといったイベントごとなど、普段よりお酒を飲んだりご馳走を食べる機会が増える月。久々の友人に会ったり、年賀状で誰かを思ったり…
慌ただしく過ぎていく師走ですが、自分の周りの環境を見渡す機会にはとても恵まれています。
そして、新しく始まる1年に向けて、今年1年を振り返ってみたり、新たな目標を立てたりと、自分自身を見つめるのにも良いタイミングですよね。12月は自分の軸を確認し、そしてまっすぐ前を見つめるために、ヨガで心と体の調和を目指しませんか。
気ぜわしさと冬至が体に及ぼす影響
師走という名前の通り走り去るように過ぎていく12月。年末大掃除やイベント、忘年会、年末年始のお休みは普段の生活リズムからは少し変化する方が多いことでしょう。
もちろんとても楽しくもあるのですが、同時に気忙しさからのストレスや、暴飲暴食で胃腸への負担がかかりやすい時期です。
また、12月は冬至を迎えますが、冬至は太陽の力が最も弱くなる日であり、東洋医学では陰のエネルギーが最もみちる時期でもあるとされています。そして寒くなって行く季節に先駆けて、陽のエネルギーはこの日を境にまた少しずつ回復していくというわけです。
つまり夏至と冬至は陰陽の入れ替わりであり、その影響で体調を崩しやすい時期でもあります。
首、手首や足首といった『首』が付く部分をしっかりと温め、冷えから来るこの時期の不調をケアしましょう。私も冷えやすい体質なのですが、経験上、鼠蹊部やひざ関節などを温めるのも相当冷えには効果があります!
そして意識的にゆったりする時間を取り、疲れを溜め過ぎないことがとても大切です。
オススメアーサナは、タダーサナ
土台が強いと上物も安定する。 土台が安定していると上に長く伸びる。草も木も人間も、何でもそうですよね…
12月は自分自身の存在を確認し、そしてまっすぐ前を見つめるのにはぴったりのアーサナ、タダーサナを基本に立ち返ってしっかり行ってみてはいかがでしょうか。
全ての立位のアーサナの基礎であるタダーサナ。シンプルなこの直立のポーズにはアーサナの極意がぎゅっと詰まっています。
床との接地面、そして脚力が重要! タダーサナはシンプルな分、体重の掛け方が最も重要で、そして難しいなと感じます。
基本のタダーサナ
親指の付け根、小指の付け根、かかと、足の裏のこの3点に均一に体重を乗せ、内股やお尻の締め、下腹部の引き締め、背筋をスラリと伸ばし肩の力は抜いて…
それらのポイントが押さえられると、力強い下半身と柔らかく力の抜けた上半身、つまりは上虚下実が叶い、心身ともに理想的なバランスを保ち易くなります。
自然とS字カーブを描いた背骨の延長線上に頭頂。どっしり安定しながらも天井への広がり、両肩の左右への広がりが感じられる状態。
でも、こうやって丁寧に整えたタダーサナ、立位の色んなアーサナを行う際に何故かその正しい土台が崩れさる…気がついたらフラフラしてバランス取り辛く、呼吸も浅くなってしまうことがあります。
うーん、人間なんてそんなものですよね。だからこそアーサナを取ることで集中力も増すわけですが、基本のタダーサナをしっかり練習しておくことで、いろんなアーサナを取った時に呼吸がぐんと深まりやすくなります!
まっすぐ未来を見つめるためにも
今一度、自分の中心軸である脊柱を意識し、脚の強さを引き出し、まっすぐに立つことで大地とのつながりを感じてみましょう。体の安定は心の安定につながり、余計な思考を排除した視点で、来年を見つめることができると思います。
次回は、タダーサナを正しく行うための手順や、誘導のポイントなどもご紹介していきます!
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