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求められる人でありたい―
現代人に限らず、仕事や家族、友人から「求められる人間」でありたい。きっと誰しも多かれ少なかれ抱いている思いではないでしょうか。
もちろん、これを書いている私も例外なく、その1人。
会社員である以上、会社に求められる人材でありたいと思うし、家族には必要とされたい。そして、それに応えたいと思い、頑張っています。
こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。
今日は、オンラインで初開催、カナダと日本を繋いだ、ティアン・アラン先生によるワークショップ究極のシャバーサナ集中講座が開催されています。日々、頑張っている皆さんへ。ティアン先生の言葉を交えて、その一部をお伝えしたいと思います。
カナダと日本を繋ぐ!初のオンラインワークショップ
ティアン先生の担当を始めて3年目。今回の「究極のシャバーサナ集中講座」もこれで3回目の開催です。しかし、初めてこれを開催したときは、まさかオンラインで開催される日がこようとは思いもしていませんでした。
今年は、新型コロナウィルスの影響で、10月に予定していたティアン先生の来日は叶わず。何とかティアン先生のヨガを日本の皆さんに届けたいという想いがあり、当初の開催予定からは2ヵ月ほど遅れてしまいましたが、ようやく開催することができました。
おうちにあるもので代用できる!自宅でシャバーサナを楽しむ
本講座は、本来、スタジオにある、ボルスターやブランケット、ブロックなどをふんだんに利用し、自分の体をその道具に身を委ねていくシャバーサナのバリエーションを体感し、勉強するもの。
しかし、今回は、おうちにある毛布やクッション、枕など体を支えたり、温めたりするもの、目を覆うためのハンドタオルなど各自にご準備頂きました。自宅にあるものでも十分シャバーサナを楽しむことはできるんですね!
しかも、私たちは、初めての場所に行くことや「わからない場所」にもストレスを感じます。「いつもの場所」自宅、という環境はきっとヨガスタジオよりもリラックスできる環境なんじゃないかなと思います。
シャバーサナは内なる自分との絆を取り戻す旅
ヨガクラスの最後に行われることが多い、シャバーサナ。(流派によっては途中で入るものもあります。)小さな死とも言われますが、体は寛ぎ、そして自分の周りから切り離される状態です。
シャバーサナは、私たちが自分と内なる絆を取り戻すとき。
とティアン先生は話されていました。また
自分が自分に戻っていくことを後押ししてくれるのがシャバーサナです。自分に「ただいま」と帰っていくイメージです
とも。冒頭でもお話しましたが、私たちは、毎日求められることがとても多いですよね。母親としての自分、先生としての自分、会社員としての自分。
色々な役割を背負っています。静かな時間を持ち、本来の自分でいられる時間を持つことはとても難しい。だからこそ、ヨガのクラスでのシャバ―サナの時間はとても重要です。
スポーツクラブなどでは、シャバーサナをしないまま、出ていってしまう生徒さんがいることもあるようですが、ただ寝ているだけではなく、とても大切な役割を果たしているのです。
立ち止まり、本来の美しさに気づく時間、シャバーサナ
毎日忙しくしていると、道にきれいな花が咲いていることにも気が付かないかもしれません
とティアン先生。やるべきことに忙殺されてしまうと、本当はそこにあるはずの美しさや優しさ、本当に大切なものを見逃してしまいます。頑張り屋さんが多い日本人は、ヨガクラスの最中さえも、頑張っている人が多いはず。
ヨガのインストラクターをされている方は、クラスの最後シャバーサナの時くらいは「力を抜いていいよ」「頑張らなくていいよ」と声をかけ、生徒が「周囲に求められる人」ではなく、「本来の自分」でいてもいい時間を作ってあげられる先生になれるといいですよね。
力を抜くことを知ることで、きっと世界が平和になるだろうな、と思います。
今回は、オンラインでの初の試みとなりましたが、「遠方で中々ティアン先生や通訳をしてくださった川原朋子先生にお会いできなかったけれど、ようやく会えました!」という喜びの声もありました。
オンラインだからこそ、繋ぐことができた絆もあったのだと思い、とても嬉しく思いました。また2021年に向けて、ティアン先生の講座も色々と企画中です!皆さん楽しみにしていてくださいね!