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ヨガジェネレーションでは数々のヨガ指導者養成講座を開催していますが、毎年大人気の講座の1つ、クリシュナ・グルジ先生によるインド政府公認校認定:ヨガ指導者養成講座。
中でも、ヨガ哲学コースは、スタジオでの開催時も、スタジオがいっぱいになるほど、たくさんの方々で賑わい、コロナ禍の今、オンラインになっても、金曜と日曜2コース合わせて50名を超える皆さんが勉強されています。
しかし、そもそも、どうしてヨガ哲学を勉強する必要があるのでしょう?
先日、このヨガ哲学コースの説明会が開催されました。その中でグルジ先生が話していたお話を少し、皆さんにも紹介したいと思います。
目的と道は違う!?ヨガの真の目的は健康ではない!
今や、あらゆるヨガの流派やメソッドが台頭し、「何を選んでいいのかわからないです…」という相談を受けるほど。ヨガジェネレーションの講座も300種類を超えています。
しかし、元々インドで生まれたヨガは、一体何を目的としているのでしょうか?
- 肩凝りや腰痛を改善したい
- ストレスから解放されたい
- 細くて美しい体、きれいな顔を手に入れたい
- 集中力をアップさせたい
私たちは、普段の生活の中で様々な悩みを持っています。そしてその悩みを解消したいと願い、ヨガスタジオの門を叩いたという方も多いはず。しかし、これらは「伝統的なヨガのゴールとは違う」とグルジは話してくれました。
ヨガの真の目的はモクシャである
とグルジは話します。“目的”つまり、冒頭でお話したヨガのゴールです。
とグルジは教えてくれました。もちろん、モクシャを目指し、ヨガを行っていると、その過程(道)では、前述したような
- 肩凝りや腰痛を改善したい
- ストレスから解放されたい
- 細くて美しい体、きれいな顔を手に入れたい
- 集中力をアップさせたい
などの悩みが解消されていくことがあります。(グルジのヨガを受けていると、こんな恩恵を受けた話はたくさん聞きますよ!)これをグルジは「道」と話してくれるのです。
人は自由になることを勘違いしている!?ヨガ哲学の「自由とは?」
モクシャとは、「全てから解放され、解脱すること」だと言われていますが、グルジはこんな話をしてくれました。
私たちの心。
苦しみ、悲しみ、楽しみや喜びを感じる部分。ここに私たちは振り回されてしまい、あらゆる苦悩を生み出しています。特に、今のようなコロナ禍。緊急事態宣言が出て、様々な生活が規制されてしまっている世の中では、波立つ心に、どうしていいかわからなくなっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、グルジは、哲学で学び、瞑想を行うことで、波立つ心を静かにし、本当の意味で「心」に振り回されることなく、自由になれる、と話してくれました。自由と聞くと勘違いしてしまいそうになりますが、何をやってもいい、何を言ってもいいというわけではなく、自らの心から解放されるということなんですね。
何事も入り口が大切。グルジから哲学を学んでみよう!
グルジのヨガ哲学の話は、いつも言い回しに感動します。グルジが感じる感覚を色々な言葉で表してくれます。
今回も
と話してくれていました。
グルジに「グルジはいつも、いろんな言葉で皆がわかるように話してくれますね。」と話したところ、いつも「どうしてそうなのか」ということを考えているからだと、聞いたことがあります。
「何?」「なぜ?」「どうして?」その言葉の繰り返しが哲学。
きっとグルジは、神社の入り口はなぜ立派なのかを考えた上で、「入り口は大切だから」という答えに行きついたんだろうなと思います。
何事も入り口が大切。もしヨガ哲学を1から勉強したいと考えている皆さんは、その入り口をグルジにしてみてはいかがでしょう?
きっとヨガの概念が大きく変わるはずです。
余談になりますが、グルジの講義は言葉だけで理解しないこと、そしてグルジの言葉を何度も考えることがお薦めです。何度も自分の中で繰り返しているうちに、ある日「あ!そういうことか!」と突然、理解できる日が来ます。
哲学は永遠に勉強ですね。
2月には、グルジのヨガ哲学90分クラスが、3月からはヨガ哲学1年コースも始まります。2月、3月と説明会も開催しているので、ぜひグルジに会いに来てみてください!