ある日の『編集会議』
今回の企画「呼吸と集中」、『キ・メ・ツ』ですね♪
あれ、ヒナちゃん(ハセ)、『鬼滅の刃』見てなかったのでは?
この企画会議が始まった時は読んでも、観てもいなかったのですが、企画のためにアニメを観たら思い切りハマッてしまって、もう漫画も全部読んだし、映画も2回見に行きました。
ハセくんのハマり方はすごいね。もうはるかに私の先に行ってしまった…。
オーシマさん、好きなキャラは誰ですか?あれ、漫画を読み進めていくと、推しキャラが変わっていくんですよ。それぞれ深いストーリーがあって、もう…
おいおい、今日の会議を『鬼滅』だけで終わらせる気じゃないよね?
す、すみません! 今回の企画が私の中で予想以上におもしろくなっちゃったんで。
ヒナちゃんの興奮ぶりがすごい(笑)。でも、『Yogini』の読者にも『鬼滅の刃』好きな人はたくさんいるでしょうね。ネットでも、ヨガの呼吸と「全集中」を一緒に検索している人が結構いるみたい。
だって、読めば読むほど、『鬼滅』ってヨガなんですよ。
呼吸でパフォーマンスが上がると言えば、私がすぐに火の呼吸を思い出したんだけど、『鬼滅』の日の呼吸とは字が違っていたね。
火の呼吸ってどんな呼吸なんですか?
私が『古事記』の連載でいろいろ教えていただいている小山一夫先生が体系立てた呼吸法なんだけど、1分間に200回ぐらい呼吸するの。すごく速い。
今はあまり聞かなくなってしまったけど、『Yogini』を作り始めた時は、さまざまな格闘家の選手をはじめ、アスリートやミュージシャンなど、多くの何らかのプロが練習していたよ。チャクラと深い関係があって、クンダリーニヨガから来ているの。
火の呼吸は確かにすごい。火の呼吸をしてからリングに上がるという風に使っている格闘家が多かったんだ。呼吸で戦える体を作るっていうことだよね。
呼吸法はパワフルだって、よくヨガの人は言うけれど、火の呼吸をするとどうしてあんなにパフォーマンスが上がるのか、きちんと知りたいな。
呼吸法のすごさを何らかの数値でみられたら面白いね。
「全集中の呼吸」の真実、知りたいです!
取材してみたら…
ってことで、今号の『Yogini』は呼吸の特集ということになりました。中身は、呼吸と集中とパフォーマンスの相関関係がわかるような記事がいっぱい!
しかも、腹式呼吸、胸式呼吸、胸式呼吸+バンダ、完全呼吸、火の呼吸をすると体はどうなるのか、実際に検証!ものすごく興味深い結果が出ましたよ。
科学で検証!改めて知るヨガの呼吸のスゴさ
検証は、各一人なので、どれだけ一般的な結果なのかは、今後の検証を待つしかないけれど、熟練したヨガの人達は、呼吸法を使い分けることで、さまざまな形でパフォーマンスを上げることを垣間見ることに。
呼吸法がこんなにある理由も、八支足ではプラーナーヤーマの後からダーラナがくることも、今回の結果でなんとなく仮説を立てられます。やっぱヨガが長年積み上げてきた経験はすごい、ということがよくわかったのです。
1 特のその他の記事も超充実
バンダの使い方次第で呼吸が鍛えられること、脳と呼吸と集中の関係、呼吸の基本的な解剖と生理のおさらいなど、読めば読むほどヨガが面白くなる記事が満載!
2 特も深い!
第二特集は「解剖学×生理学×経絡で見る 10のポーズ」ということで、おなじみのポーズをより心地よく取るためのコツを詳細解説しています。
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『Yogini』Vol.80