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ただよう閉塞感。人の動きはスローになれど、疲弊する世の中
人の集まるイベントが中止になったり、飲食店の営業時間が短縮されたり、行動が制限される中、閉塞感が高まる世の中。見えない何かがうっ積するように、疲れやストレスを溜め込んでいる方は少なくないのではないでしょうか。
2020年、ただですら疲弊しがちな時代におとずれたコロナウイルスは、私たちの暮らしを一変させ、急激な変化や先行きの見えない不安などで、さらに心も体も疲労する要素が満載な1年となりました。
文部科学省のWEBサイトで説かれるストレスとその11の対処法
ストレスはどうやって起きるのか?
文部科学省のホームページにある在外教育施設安全対策資料【心のケア編】第2章「心のケア各論」には、ストレスが起きるメカニズムとして、
人間は、人生の中で様々な出来事(ストレッサー)に遭遇するが、その遭遇した出来事が自分の対処能力を超えた脅威であると感じる時に、ストレス反応と呼ばれる症状や行動を生じさせる
つまり、起こったことが「自分ではどうにもできない」「怖い、恐怖」である出来事だったときに、人はストレスを感じ、身体や心にストレス反応がでてしまうようです。
文科省が提唱するストレス対処法とは。
皆さんは、どのようにストレス解消をされていますでしょうか。
美味しいものを食べたり、スポーツをしたり、人との会話を楽しんだり、カラオケに行ったり。それぞれの方法をお持ちかと思います。一般的にストレスの対処法はどんなものが提議されているのでしょうか。
先ほどの文科省の同じ記事では、ストレス対処の基本として、
ストレスに対処するためには、ストレス反応の発生メカニズムの各要因である「ストレッサー」「認知的評価・対処能力」「ストレス反応」に、それぞれ働きかけることが必要である。
と説明しています。そして、各要因への対処法として11の方法を取り上げています。
ストレッサーへの対処
- 問題解決
- 環境の変化
- 思考しない
認知的評価への対処
- 認知の仕方
- 対処スキルの獲得
- 自己コントロール力
- 自己・他者信頼
ストレス反応(心・行動・身体)への対処
- 休養・睡眠・栄養・運動
- 感情の表現・発散
- 心身のリラックス
- リラクセーション法
癒しと回復のヨガがますます求められる時代に
今回の記事では特に11のストレス対処法の中の、「心身のリラックス」「リラクセーション法」に注目したいと思います。
先に上げた、美味しいものを食べたり、人と会ったり、カラオケをしたりするストレス解消法は、スッキリできる方法かな、とは思いますが、実はエネルギーを結構つかっている場合もあります。
スッキリするストレス解消法は思い立って行動しよう!という意志のもと実施する方が多いかもしれません。
しかし、「リラックス」や「リラクセーション法」など、「休む、癒す」ことに時間を割くことを
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「時間がもったいない」
「何もしていないと落ち着かない」
「やること満載」
などと省く、もしくは後回しにされている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、気持ちが分からなくもありません。しかし、疲労が蓄積し、ストレスを抱えたまま日々のタスクをこなそうとすると、かえって効率が悪いことは、多くの人が知るところです。
自分から能動的に「休む、癒す」方法がいまいち分からない、苦手だ、という方は、瞑想やヨガの技法をストレス解消のツールとして実施することをおススメします。
積極的に休む、ヨガの技法リストラティブヨガ
ブランケットや、ブロック、ボルスターなどヨガの道具(プロップス)をたくさん使い、横たわる身体のいたるところを支えながら、完全に脱力状態を作って瞑想をするリストラティブヨガは、身体の力を抜くことを体験するのにとても適しています。寝たままの姿勢で、指導者の言葉のインストラクションで瞑想に入るヨガニードラという技法を組み合わせておこなうこともあります。
自宅でもできるリストラティブヨガはオンライン向き!
コロナウイルスで自粛が続く中、オンラインでのヨガが急速に普及しました。ではヨガの道具をたくさん使うリストラティブヨガは自宅でもできるのでしょうか。
答えは「できる」です。
自宅にあるイスや毛布、まくら、クッションなどを使い、あるものでリラックスできる身体の状態をつくり、指導者の言葉の誘導で瞑想状態に入ります。
慣れている場所でできることや、周りに人がいない環境は、もしかしたらヨガスタジオよりもリストラティブヨガに向いていると言えるかもしれません。
需要が見いだせるのに、まだまだ指導できる人が少ない!?「リストラティブヨガ」
自宅でもできるリラクセーション法、リストラティブヨガはあまり一般のヨガクラスでは見受けられません。
ましてや、自宅でのリラクゼーション法の需要が高まっていきそうなこの先、オンラインでリストラティブヨガが指導できるヨガインストラクターはまだまだ少ないと言えるでしょう。
海外と日本で有数のリストラティブヨガ講師から学べる指導者養成講座
ヨガジェネレーションでは、海外リストラティブヨガ講師、ティアン・アラン先生がメイン、ティアン先生と長きにわたりタッグを組んでいる、川原朋子先生が通訳の「指導者養成講座」が開催されます。
オンラインでもリストラティブヨガを伝え続ける2人
オンラインでのリストラティブヨガは、生徒さんの環境作りや、気遣い、リラックスした状態へ導く言葉がけなど、画面の向こう側の生徒さんでも、確実に癒しを感じていただけるようなメソッドも必要になってきます。
ティアン先生と、朋子先生のお2人は、海外と日本それぞれで、オンラインヨガがあたりまえになった現在は「自宅でもできるリストラティブヨガ」を伝え、人々にリラクセーションを与え続けています。
これからの時代にますます需要が増えるであろう、リラクセーションのヨガ「リストラティブヨガ」をリストラティブヨガを伝える数少ない講師として貴重な存在である2人から学び、たくさんの方に伝えませんか?