笑顔で手を繋ぐヨガウェアを着た女性たち

ヨガで繋がる!国籍を超えたコミュニケーション術

アメリカ人と友達になるってホント難しい

Hello!アメリカ、テキサス在住のCHIKAです!アメリカ在住16年目の私からまず一言。

アメリカ人と友達になるって、とっても難しいです。よっぽど日本文化やアニメ・マンガに興味がある人でないかぎり、アメリカ人と1対1で遊べる仲になるのは、大変ハードルが高いことです。

どうしても文化や価値観の違いを感じたり、ネイティブと対等に話せないことのもどかしさがあります。これは、アメリカに長年住んでいても感じることです。
 

「初めまして」の人とのヨガ的英会話

カジュアルなパーティで会話を楽しく女性たち
パーティーに参加すると、初対面の人と話さなければいけない場面に必ず遭遇します。私は、冷や汗をかくほどに緊張するその場面をヨガと共に切り抜けてきました。

そこで、「初めまして」のアメリカ人と話す際のヨガ的英会話術(我流)をお伝えしたいと思います。

ステップ1:挨拶

まず、笑顔で“Hi!”と挨拶します。

ステップ2:自己紹介

“What’s your name?”と相手の名前を聞き、自分の名前も伝えます。

ステップ3:職業の話題からヨガの話題へ

“What do you do?”(仕事は何をしているの?)と大抵聞かれます。ここで、”I’m a yoga instructor.”(ヨガインストラクターです。)”I teach yoga.”(ヨガを教えています。)と答えると、大体は「私もヨガやったことあるわ」とか「ヨガやってみたいわ」と言ってくれます。

その後の流れで、よく聞かれるのは、“Where do you teach?”(どこで教えているの?)です。“I teach at 場所名.”(〜という場所で教えている。)“I teach online.” (オンラインで教えている)などと答えます。

ステップ4:雑談タイム

さて、ここからが問題。英語での雑談って、大変難しいのです。

実際は、誰も英語の教科書のように話してくれる人はいません。ここからの雑談がハードなので、相手が1ミリでもヨガに興味を持っているのなら、ヨガの話をしちゃいます。

例えば、相手が「腰痛があって」と言えば、「ヨガではこんなポーズがいいよ!」とポーズを見せてみるとか。「ヨガをスポーツジムでやったことがあるけど合わなくて」と相手が言えば、「ヨガの目的は、マインドのコントロールだよ」とか、ヨガ哲学的なことも勝手に放り込み、自分の土俵に引き込みます。

そうするだけで、自分は何者かを伝えることができますし、相手が自分に興味を持ってくれます。

アメリカ社会では、自分が何をしているのかを伝えること、つまり自己アピールが、とても大切なのです。日本に「出る杭は打たれる」という諺がありますが、アメリカでは「出ない杭は存在感ゼロ」。悲しいかな、自分からアピールしないと誰も気に留めてくれません。
  
あとは、相手に1~2個質問をして、相手の言うことに、“Oh, yeah” “Wow” “Oh, really?” など、相槌を打っておけば、あと3分は持つでしょう。

ヨガプラクティスをすることで異国でも自分軸を持っていられる

それでも、どうしても会話が通じなかったり、心が通じない場合もあります。それは、日本人同士でもありえることですし、どこの国の人でも合わない人はいます。

その時は、「自分の英語力が足りないから」などと自分を責めたりせずに、前を向きましょう。そして、自身のヨガプラクティスを深め、自分軸をしっかり持ちましょう。ヨガプラクティスをすることで、どこの国にいても呼吸を深め、自分らしく立って居られます。
 
蜂は、甘い花の蜜を探し求めて飛び回ります。花は、ただ綺麗に咲いているだけで蜂が寄ってきます。自身のヨガプラクティスを続け、ヨガを伝え、自分は綺麗に咲いているだけで良いのです。
 

ヨガを社会に提供して世界の人と繋がる

近代的なスタジオでヨガをする人々
私はヨガのお陰で、初対面の人とも会話ができ、自分は何者かを伝えることができました。また、そういう出会いを通して人がヨガクラスに来てくれるようになり、ご縁が深まってずっと親しい友達でいてくれます。
  
アメリカに住んでいたら、勝手に英語が上達するなんてことはまずあり得ません。海外生活は孤独なものですが、海外だからと萎縮するのではなく、自ら社会や人と繋がろうとする気持ち、勇気が大切です。

そして、社会や人と繋がるのには何かきっかけが必要です。ヨガは、人とコミュニケーションをとるきっかけとなる大切なツールとなります。ヨガクラスで毎週定期的に様々な国籍の人と会って、ヨガを教え、クラスの前後に会話をするだけで、英会話の訓練にもなります。ヨガを通して、海外でも社会と繋がっていられるのです。

ヨガを社会や周りの人に提供できるのは素晴らしいことです。国籍を超えてあなたの所に人が集まります

ヨガは、海外でも人と繋がるためのありがたいツールなのです。