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前編では、オランダのヨギーのお茶時間やオランダ発のお茶ブランドをご紹介しました。
後編では、オランダでも大人気のイギリスやアメリカお茶ブランドをご紹介します。
ヨーロッパのヨギーが愛するお茶はこれ~イギリスやアメリカ発のお茶ブランド~
Clipper ~ティーバックや梱包にも徹底的なこだわり~
イギリスのお茶業界で初めてフェアトレードを始めた Clipper は、現在世界50カ国以上で150種類以上の製品を販売しています。
遺伝子組み換え(GM:Genetically Modified)作物以外の供給源からの成分を使用し、全ての製品は人工的なものを含まない製品として、オーガニック認証を受けています。
2018年には世界で初めて、植物ベース、生分解性(物質が微生物などの生物の作用により分解する性質)、非 GM、無漂白ティーバッグ※に切り替えました。
生産からパッケージングにわたり、より環境に配慮する方法に熱意を持って取り組んでいます。
- 無漂白ティーバッグ:ティーパックの多くには、ポリエスチル、ポリプロピレンなど、石油由来の素材が使われていおり、高温で沸かしたときに溶け出すことが懸念される。無漂白ティーバックは自然素材のため人体への影響もなく、安心。
CelestialSeasonings ~世界から集めた原料をティーバッグに~
1969年、創設者の1人がコロラド州のロッキー山脈から野生のハーブを厳選し、それらを使用して、CelestialSeasonings は最初のお茶を作りました。
現在、年間16億杯以上のお茶を製造しており、緑茶、チャイ茶、ルイボスティー、ウェルネスティー、クールブリューアイスティーなど幅広いお茶を製造しています。
お茶の100以上の原料は35カ国以上から調達されており、売上の一部が世界のチャリティー団体や非営利団体に寄贈されています。
下記リンクから寄贈先等、詳細をご覧いただけます。
Pukka ~アーユルヴェーダとサステナブルの実践~
ヒンディー語はで「本物」を意味する「Pukka」の製品は、アーユルヴェーダやハーブのスペシャリストがブレンドするオーガニックハーブティーで、地球環境を考慮したオーガニック栽培、フェアトレード、CO2削減への取り組みなど、サステナブル手法で開発されています。
また Pukka はカーボンフットプリント※により、生産から消費までの過程で排出される温室効果ガスの49%が、消費者がお茶を飲むために湯を沸かす時のケトルによるのものだと、その数値を見える化し、消費者にユニークで、分かりやすくサステナブルな活動を呼びかけています。
下記リンクから詳細をご覧いただけます。
- カーボンフットプリント:商品やサービスの原材料の調達から生産、流通、廃棄・リサイクルに至るまでのサイクルの中で排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算したもの。
身近なお茶から、エシカル消費をはじめよう
オランダのヨギーのお茶時間やオランダのヨギーに大人気のお茶ブランドをご紹介しました。同じ原料からできているお茶でも、ブランドによって生産過程に込められた思いやティーバックや梱包に使用している素材等は様々です。
ヨガをしてほっと一息つくときに、自分好みの厳選したお茶を楽しみながら、その味だけでなく、環境や人とのつながりも感じていきたいものです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに!