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ヨガジェネレーションが株式会社E.M.Iと一緒にプロモーションさせて頂いているスポーツ医学アカデミー。昨年の開催は、構造編と機能・障害編を合わせると述べ300名もの皆さんにお集まりいただき、大盛況で開催されていました。
ヨガ業界にとっては新たな挑戦でもあった「スポーツ医学」という分野。私たちヨガジェネレーションがこんなに素晴らしい先生方と講座やYouTube動画でお話できる日が来るなんて夢のようです。
今後ヨガインストラクターはどういった勉強をしていくべきか
前回の記事では、今の時代におけるヨガやピラティスの可能性について、腰痛の名医でもある脊椎外科医:西良浩一先生と株式会社E.M.Iの代表であり、今回のこの講座のコーディネーターである本橋恵美先生にお話をお伺いしました。
前回の記事はこちらから
今回は、それに続き、私たちがどのようなことを勉強しておけば実際に今後クラスに活かしていくことが出来るのかについてお話頂きましたので、ぜひ、動画と記事両方からお楽しみください!
動画はこちらから
すぐに病院に行くべき腰痛と運動療法を続けるべき腰痛の見極め
日本の国民病とも言われる腰痛。きっとこれを読んでいるヨガインストラクターの方々も、クラスで生徒さんから「今日は腰が痛くて…」「腰が痛いんですが、ヨガをしてもいいですか?」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか?
脊椎外科医である西良先生は、こんなお話をしてくれました。
そう、腰痛には、「レッドフラッグ」と言われる、腰痛の裏に怖い病気が潜んでいる可能性のある腰痛と足が麻痺する可能性のある神経痛のある腰痛、そして腰痛のみという3つの種類があります。これらは、簡単な問診をすることでわかるそう!
と西良先生は話します。これら3つの見分け方は、講座の中で私たちにでもわかるようにお話をしてくれますので、必見です!
やってはいけない動きを知っておく大切さ
症状はもちろんのこと、「何をすると悪化させてしまうのか」という動きを知っておくことも必要です。腰痛には、体を反ると悪化してしまう腰痛、前に曲げると悪化してしまう腰痛があると云います。
例えば、
私ヘルニアって言われていて…
とおっしゃる生徒さんが来られた場合、ヘルニアは前に曲げると悪化をしてしまうので、
「前屈するアーサナはやめておきましょう」
と一言声を掛けてあげるだけで、生徒さんからの信頼は確実に得ることができますし、ヨガやピラティスに行ったことで、腰痛が悪化してしまうことも防げます。
相手をどれだけ安心させてあげられるかも指導者の役割
そう話してくれたのは、株式会社E.M.I.代表の本橋恵美先生。このご時世。インターネットの普及により何でも情報を手に入れることができます。生徒さんの方がご自身の怪我や疾患について、よく勉強していることも十分にあり得ます。
という本橋先生のお言葉に一同納得。未だ、ヨガのアーサナをできるようになりたいという生徒さんも多いため、どんな動きに注意しすべきか、などインストラクターが知っているだけで、どこか痛めていたり、疾患を持っている生徒さんも安心してヨガを楽しめますよね。
更にこう話してくれた、本橋先生。興味はあるけれど、「スポーツ医学ってハードルが高そう…」と思っている方にとっては、とても勇気づけられる言葉ですよね。
スーパードクターから最後に。腰痛の85%は運動療法で治すべき
最後に西良先生はこんなお話をしてくれました。
ヨガ業界にとっては願ってもいない一言!ヨガが趣味を超えて、更にお役に立てる機会がどんどん広がっていく可能性を感じる鼎談でした。
2021年10月からはこのスポーツ医学をまずは身体構造の基本を勉強できる、スポーツ医学アカデミー<構造編>が開講!スポーツ医学を味方につけ、今回お話して頂いた、本橋先生のように、ヨガの指導に自信をつけましょう!