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シャンプーバーとは
シャンプーバーとは、固形シャンプーのことをいいます。
近年、環境保護や持続可能な社会への運動が盛んに行われてる中で、プラスチック廃棄物の削減や、ミニマリスト※1 な暮らしが一段と注目を浴びており、シャンプーバーで髪を洗うというスタイルも取り入れられるようになってきています。
シャンプーバーは一般的に、オーガニック商品に焦点を当てている中小企業で製造されています。そのため、幅広いスキンケアやヘアケア製品を大量生産している大手ブランドよりも、より環境や人に優しい成分を取り入れ、より高い倫理基準を維持している傾向があります。
そのサステナブルな観点に、ヨーロッパのヨギーたちも注目しており、ヨガに関連する SNS や雑誌等でも盛んに取り上げられるようになっています。
- ※1 ミニマリスト:「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語で、必要最小限の物だけで暮らす人をさす。
シャンプーバーがヨギーに便利な理由
シャンプーバーは液体シャンプーと異なり、バックの中などに漏れる心配がないため、ヨガスタジオやジムにも持ち運びやすく、成分や製造過程のみならず、その利便性に優れる点からもヨギーたちに高評価です。
また、シャンプーバーは固形であるため、好きな大きさにカットしてコンパクトに持ち歩くことができ、旅行先やキャンプなどのシーンでも無駄なスペースや重量を省けるため、外出先でもミニマムに過ごすことができます。
ヨギーに愛されるオーガニックのシャンプーバー!
ヨギーは汗を搔く機会も多く、もしかすると平均よりもシャンプー回数が多いのではないでしょうか。その場合は、シャンプーの消費も早いかもしれません。
シャンプーボトルが空になったら新しいボトルを購入するのではなく、詰め替え用を買うことは一般的になってきているかもしれませんが、容器がそもそも必要ないプラスチックフリーで、ゴミを減らすことができるシャンプーバーであれば、さらに環境に優しくエコな社会に貢献できます。
一見些細なことですが、シャンプーは毎日使用し、繰り返し購入しつづけるものであるからこそ、未来には大きな変化を生み出すはずです。
まずは、いくつかシャンプーバーを実際に使用してみるのはどうでしょうか?
フランス発 Balade en Provenc
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フランス発 Balade en Provence は、メンズ用、オールインワンなど種類が豊富なブランドです。
元々 Balade en Provence で販売していた液体シャンプーの代替品として製造されているため、従来からの愛用者もシャンプーバーへ変更しやすくなっています。
このシャンプーバーは、梱包にもこだわりがあり、廃棄物ゼロの100%堆肥化可能な箱に入っています。
Balade en Provence のシャンプーバーは、コールドプロセス製法※2を採用し、フランスの職人によって1つ1つ手作りされており、グレープシードオイル、ココナッツオイル、シアバターなどの豊富なビーガン成分が含まれています。コールドプロセス製法では、製造に時間を要する分、ナチュラルで栄養豊富な成分やその特性が最大限に活かすことができます。
- ※2 コールドプロセス石鹸:冷製法とも呼ばれ、 低温熱で1カ月ほどかけて熟成させて石鹸を作るため、熱によりオイルや保湿、美容成分などの有効成分を変質させたり、破壊することなく石鹸に丸ごと閉じ込めることができる。
イギリス発 Faith in Nature
イギリス発 Faith in Nature は、1974年設立の老舗オーガニックブランドです。
Faith in Nature のシャンプーバーは、フェアトレードのシアバターとアルガンオイルで作られており、髪をやさしいクレンジングをしてくれ、十分な栄養を与えてくれます。
プラスチックフリーであるだけでなく、SLS(ラウリル硫酸)※3、パラベン(化学保存料)※4も不使用であるため人体に優しく、安心して毎日使用することができます。
- ※3 SLS(ラウリル硫酸)泡立ちをよくするためシャンプーやボディソープに含まれている界面活性剤。皮膚の水分や油分を奪い、肌トラブルの原因にもなり得るとされている。
- ※4 パラベン(化学保存料):防腐剤の一種で、商品の中で細菌が繁殖をするのを防ぐために使われるが、人体にも悪影響があると言われている。
イギリス発 EarthKind
イギリス発の EarthKind は、環境に優しく、高品質なシャンプーバーを展開しています。
EarthKind の商品は、イギリスの有名人や王室のメンバーを含む、髪や頭皮のトラブルを持つ何万人もの人々を治療した著名な毛髪学者とともに開発されているため、サステナブルでありながら高品質です。
製造過程において動物実験がされておらず、全てオーガニック成分が採用されているため、デリケートな頭皮や髪にもおすすめです。
EarthKindのシャンプーバーは丸いフォルムのため、頭の丸みをなぞる様にして髪につけやすく、そして泡立ちも良いため人気です。
1つのシャンプーバーで、約20回シャンプーをすることができます。
ニュージーランド発 Ethique
ニュージーランド発の Ethique は、プラスチック撤廃をテーマとしたブランドです。
Ethique では、シャンプーやコンディショナーの成分の大半が水であることに着目し、水を除去し、必要な成分だけを取り入れたシャンプーバーが開発されています。
環境、動物、人体に影響を及ぼすことがない成分を選んでいるサステナブルな商品で、1つのシャンプーバーの使用により、3本のペットボトルの製造と廃棄を防ぎ、2.7リットルの水を節約することができます。
保湿、うるおい成分も配合されており、シャンプーとコンディショナー両方の役割を1つで果たしてくれるところもポイントです。
濡れた髪の毛の根元から先端までバーを3〜4回滑らかにし、泡立たせて使用します。
シャンプーを使い分けてみよう
シャンプーを買う時に、どのような視点で選んでいるかを考えてみると、成分や製造過程よりもボトルの見た目や、使い心地、髪の仕上がりなど、自分中心の考え方で手に取ることが少なくありません。
しかし、持続可能な社会を実現していくためには、自分を大切にすることとを同じように、地球環境や製造過程に関わる人や自然など、自分以外の周りのことを意識した買い物をしていくことが大切でしょう。
ヨギーとして、よりよい選択をしていきたいものです。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに!
参考: