タダーサナが大切?
ヨガをする際、「アライメント:整体のバランスを保つ自然な軸位」は気にしていますか?
ヨガの立ち姿勢の基本ポーズ「タダーサナ」は、全てのアーサナのバリエーションの基礎とも言われていますが、このタダーサナを意識して、どれだけポーズを取れているでしょうか。
個人的には、アーサナを取る上で、このタダーサナを意識することはとても大切だと思っています。
今回はその理由を、ヨガ的側面と、解剖学的側面からお話ししていきます。
ヨガ的側面
まずはヨガ的側面から。
ヨガの目的は「プラーナ:生命のエネルギー」を循環させ、「チャクラ:エネルギーの集中するポイント」を整えることとも言われています。
このチャクラは背骨に沿って存在するとされています。
呼吸(プラーナ)でエネルギーを循環させた時、このチャクラが真っ直ぐ並んでいるのと、曲がった状態でいるのでは、どちらの方が綺麗にエネルギーを循環させる事ができるでしょうか?
ここでタダーサナが出てきます。
どんなアーサナでも、タダーサナを意識しながら呼吸をおこなうことで、チャクラが効率よく整えられていくと考えられます。
解剖学的側面
次に解剖学的側面から。
正しくタダーサナの姿勢を取った時に、「キツイ」と感じられる方は多いのではないでしょうか。それは普段の姿勢に何かしらの支障があるということです。
キツイと感じる部分を使わずに、他のどこかが代償して「立つ」という姿勢を作っているということです。
そのままではいつか、サボっている部分を代償している部分が疲弊して、痛みや不調につながる可能性があります。
ヨガを行う上でこのタダーサナを意識することで、ヨガ自体が「キツく」なります。キツイということは、普段使っていない筋肉に刺激が入っているということです。
どうせ同じ時間ヨガをするなら、キツイ部分にしっかり効かせた方が、効率的に体を整えていくことができます。
ヨガで心も体も整える
ただゆったりと、自身の心地いい呼吸を優先しておこなうヨガも、とても素敵で、様々な効果を得られると思います。
ただ、時には「アライメント」「タダーサナ」をしっかりと意識したヨガをおこなうことで、チャクラも整い、爽快感と共にまた新たな感覚を得られるかもしれません。
アライメントが整っているか確認するためには、自身のヨガを動画で撮影するのも有効です。
自身を客観視して、効率的に心も身体も整えていく。ぜひお試しください。