Hello!アメリカ テキサス在住のCHIKAです!今回は、アメリカのベジタリアンについてお話します。
アメリカにおけるベジタリアンの割合は人口全体の4%ほどのようです。世界的に見ると、ヨガの発祥地インドが1位で38%、日本は5%ほどです。ヨガをやっている皆さんの中では、もっとベジタリアン率が上がるかもしれませんね。
アメリカの食生活
16年前、私がアメリカに来た時に、まず驚いたのが食生活です。ジャンクフード、コカコーラ、ピザ、フレンチフライ、マカロニチーズなど、ハイカロリー&不健康な食べ物がズラリ。
日本に居た時は、太りそうで体に悪そうだなぁと思っていた系統の食べ物が、ここでは主流のように感じました。
その一方で、レストランではベジタリアンのメニューがあり、またオーガニックの野菜、果物、健康食品も豊富で、日本よりも身近に安価で手に入ることにも驚きました。
アメリカでは、ジャンクフードなどの不健康な食べ物もたくさんある一方、健康的な食べ物も手に入りやすいという、どちらの食生活にも行けるという極端な図がありました。
「私はベジタリアン」自分らしく居られるアメリカ
アメリカのレストランでは、アボカドトースト、キノアサラダ、グラノーラボールなどのベジタリアンメニューが用意されていることは珍しくありません。ベジタリアンの人でも外食しやすい環境です。
また、自分がベジタリアンだと言っても、それを周りは受け入れてくれますし、尊重してくれます。アメリカ人の友達が家に食べ物を持ってきてくれる時は、事前に食物アレルギーや食べられないものはないかを確認してくれることもよくあります。
個々の食生活の嗜好でさえも尊重してくれるアメリカは素敵だなと思います。
また、アメリカのスーパーでは、普通にオーガニックコーナーがあり、有機野菜・果物が豊富にあります。オーガニック・フードや自然食品を取り扱うスーパーマーケット Whole Foods に行くと、オーガニックでこんなにも沢山の野菜や果物の種類があるんだ!と嬉しくなります。
値段も少し割高にはなりますが、日本価格に比べてお手頃だと思います。(日本は果物が高いですね・・・。でも、甘みがつまっていて最高に美味しい!)
近年では、アメリカ人の野菜の消費量が、日本人よりも上回ってきているとか。確かに、ヘルシー志向も高まってきましたし、アメリカでは野菜の種類が多く、手に入りやすいので、野菜摂取はしやすいのかもしれません。
ベジタリアン食 正しい知識の大切さ
健康的な食生活を目指すベジタリアンでいるには、正しい栄養の知識が必要だと感じます。
ベジタリアン食は、野菜を食べて、肉を食べなければいいというわけではなく、タンパク質は豆類や乳製品で摂取するなど、バランスの良い食生活が大切です。
昔、カリフォルニアのアシュラムで出会ったベジタリアンの妊婦さんは、それはそれは、栄養の知識がたくさんありました。サラダの上に乗ったパクチーを食べながら、「パクチーはこういう栄養があってね。」と説明する姿には、感心したものです。
ベジタリアンで健康的な妊婦生活をエンジョイしている彼女を見て、知識の重要さを実感しました。
アシュラムのベジタリアン食
アシュラムに滞在すると、美味しいベジタリアン食が頂けるのも楽しみの1つです。
オーガニックの野菜、果物、穀物、豆、ナッツ、乳製品を上手に使って調理された料理は、私たちの身体を元気にしてくれます。
そして、このような菜食のサットヴァ(純質)な食事は、マインドを落ち着けてくれます。
また、アメリカのアシュラムでは、食事時に、Nutrirional Yeast (ニュートリショナル イースト / 栄養酵母)というビタミンB群が摂取できる健康食品がテーブルに置かれています。それを、サラダの上にサラサラと振りかけて食べます。
これで、ベジタリアン食で不足しがちなビタミンB12などが摂取できるように配慮されているのです。いつもアシュラムから戻ると、普段の食生活への意識が変わります。
You are what you eat. (あなたは、あなたの食べた物でできている。)