最近のお腹の調子はいかがですか?
ストレスの多い現代、便秘や下痢に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな腸の健康と、ヨガについてお話ししていきたいと思います。
今の腸の状態を知る
まずは腸の調子を知るために重要なのが、お通じです。
理想のお通じは、バナナ1〜2本分の大きさ、形状で、表面は滑らか、水に浮くものが1日2〜3回排泄されることだそうです。
ご自身のお通じの状態をきちんと把握しているでしょうか?
お通じは、便とも言われますが、これは読んで字の如く「体からの便り」です。しっかりと見て、ご自身の調子を知る手がかりにしていきましょう。
また、腸には免疫細胞も多く存在し、腸を元気にすることで、免疫力のアップにもつながるとされています。
腸を元気にするポイント
理想のお通じ、元気な腸にしていくために大切なポイントを2つお話ししていきます。
運動
まずは「運動」です。
現代のほとんどの方は、筋力不足により腸が本来の位置よりも下に下がっていると言われています。これはぽっこりお腹の原因にもなってきます。
適度な体幹の力をつけて、腸を正しい位置に戻していくことで、腸本来の動きや力が発揮できるようになります。また、軽い運動そのものが、腸蠕動を促します。
なかなかお通じが出ない時には、ゆっくりと呼吸できる、軽い目の運動をすることもオススメです。
リラックス
2つ目は「リラックス」です。
わたしたちは、元々身体に備わっている、自律神経という自動調節機構により、意識をしなくても、汗が出たり、心臓の鼓動の速さが変わったり、また内臓を動かしたりして、生命を維持しています。
この自律神経には、興奮や戦闘のモードである交感神経と、リラックスのモードである副交感神経があり、この2つがうまくバランスを取り合っています。
しかし、ストレスの多い今、この2つのバランスが交感神経に強く傾いている方が多いと言われています。
腸の動きは、副交感神経が優位の時に活発になります。
つまり、生活の中で、意識して副交感神経を優位にする時間を作ってみることは、腸の動きを助けることにもつながってきます。
ヨガで腸活
ご紹介した2つのポイントについて、何かお気付きの方もいらっしゃるでしょうか?
この2つは、どちらもヨガの得意とするところです。
ゆったりと呼吸をしながら、全身を動かすことで、リフレッシュの効果はもちろん、適度な筋力が鍛えられます。さらに、呼吸に意識を向けていくことで、リラックスの効果も得ることができます。
体幹を強化するのであれば、プランクなどが含まれた太陽礼拝。腸への刺激を目的とするのであれば、アルダマッツェンドラアーサナなどのねじりのポーズをおこないながら呼吸をすることをオススメします。
リラックスに特化するのであれば、ナディーショーダナなどの単独の呼吸法や、瞑想、ヨガニードラ等も良いかもしれません。
ヨガと食事で内側からも綺麗な身体に
もちろん、腸の調子を整えるためには、食事も大切です。
お通じの材料や滑りをよくしてくれる、食物繊維や、腸内細菌の善玉菌を増やす、発酵食品等も積極的に取り入れていきたい食材です。
食事とヨガをうまく組み合わせて、しっかり食べて、しっかり出せる、内側からも綺麗な身体を作っていきたいですね。
そして免疫力も上げて、心身ともに健康な身体を、ご自身の力でぜひ作っていきましょう。