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聞き飽きているかもしれませんが……。現在進行形の日本の課題。もう、皆さん何度も耳にしている言葉だと思います。
「超高齢社会」
そして、超高齢社会に伴ういくつもの問題。例えば、
- 介護人材不足
- 年金問題
- 労働人口の減少
などなど、これらの問題はそれぞれが影響し合い、さらに人口や国全体の豊かさを縮小させるスパイラルを生んでいます。
これは、国が何か施策するべきレベルの話だろう、と他人事のように感じてしまいがちですが、個人ができる範囲で課題に取り組めることがたくさんあります。
「健康」なんかは、まさに自分の身体のことで、一番意識できることではないでしょうか。
「超高齢社会の課題を解決する国際会議(International Forum on the Super Aging Challenge)」が開催
つい先日、このような会議が日本経済新聞社と、経済産業省の官民共同主催で行われたというニュースが目に入りました。
「超高齢社会の課題を解決する国際会議(International Forum on the Super Aging Challenge)」
プログラム初日は、「健康」「金融・働き方」「社会参加」、この3つにフォーカスした議論がなされたとのことです。
「金融・働き方」は直接結び付かないかもしれませんが、「健康」や「社会参加」の視点で、ヨガインストラクターは超高齢社会の課題解決に、すぐにお手伝いができそうではないでしょうか。
ヨガを健康習慣に取り入れて、高齢者のQOLを上げる
ヨガは誰もが自分のペースに合わせて行うことができて、安全に配慮すれば高齢者の健康習慣としてもとても相性がいいと言えます。
- 人の身体の可動範囲をバランスよく動かせる様々なポーズ
- 呼吸を意識的に深く行う
- 瞑想でマインドを落ち着かせる
これらの効果は、さらに生理機能をつかさどる「自律神経」を整えることにも作用し、体と心、どちらもバランスよく整えられるのが「ヨガ」なのです。
そのうえ、必要な道具が少なく、すぐにでも始められ、生活の中に取り入れやすく個人が「健康」を意識するためにとてもいいツールだと言えます。
ヨガインストラクターは超高齢社会への課題にすぐ貢献することができそうですが、高齢者にヨガを伝える際には、「安全に」「長く続けてもらうために、ヨガを好きになってもらう声掛け」など、一般向けのヨガそのままでは足りない要素もあります。
身体機能が若い時とは変わっている高齢者へヨガを伝える際の知識や、長く人生の経験を積まれた方への指導の配慮などは、「シニアヨガ」の指導者養成講座などで、深く学ぶことができます。
どちらも年内に開催!2022年から早速指導できる、山田いずみによるシニアヨガ2選
元気な高齢者の社会参加を促し、能動的な「介護予防」のお手伝いを。「シニアヨガ指導者養成講座」
講師が、介護予防運動指導員の経験をもとに、誰でも再現性高く、高齢者にヨガの指導ができるように考案されたシニアヨガメソッド。
- 介護予防に特化したヨガのプログラム
- 安全にお年寄りにヨガを伝える方法
- 毎日つづけたくなる、アーユルヴェーダの智慧も加わった生活習慣
- ヨガが楽しくなる、モチベーションアップのお声がけ、など。
お年寄りが楽しく通えるコミュニティづくりについても、いずみ先生の経験をもとにお話ししてくれます。
ヨガ初心者さんでも指導ができる!超実践的な「チェアヨガ」
高齢者に伝えやすい、イスをつかったポーズ、分かりやすいインストラクションが定型化されており、ヨガを指導したことがない方でも2日間の講座を終えたらすぐにチェアヨガのクラスを実施することができます。
- ヨガ初心者でも、ヨガの効果をしっかりと伝えられる、確立されたメソッド
- 覚えやすく、続けやすい、誰もができるプログラム
- 指導しながら、自分でもリフレッシュできる
このチェアヨガは、ヨガの経験がない介護士さん、看護師さん、理学療法士さんなども受講して下さり、それぞれの施設でチェアヨガを提供されています。
どちらも年内に学んで、来年から早速教え始めることができる実践的な講座です。
コロナが訪れたことで、個人が「何をするべきか」が見えやすくなった気がします。ヨガインストラクターの方は、是非、シニアヨガの知識を身に付けて、超高齢社会の課題に一緒に取り組んでみませんか?