本当の自分を生きる、つまり真我の声に従うには、過去から積み重ねてきた、自分を蔑むような誤った自己解釈、あるいはこうすべき、こうあるべきだと言う思い込みをどんどん外していく必要があります。
思い込みを外すことから始まる
思い込みを外すには、自身の思考を掘り下げて見ていく必要があります。
・どんな信念、認識を持っているのか
・どんな考え、感情を抱きやすいのか
・物事の捉え方のくせ
さらに……そんな風に感じるようなきっかけは何かまで、感情的にならずニュートラルな視点で見ていきます。そうして、自分を自分で客観的にとらえ、「なるほど」と深い気づきを得られたとき、自分を苦しめていたフィルターがスルッと外れていくのです。
自分がこうだと思っていたこと、つまり信念を手放すのは言葉ほど簡単ではありません。判断が強い人ほど、一時的にですが、苦しみが伴うこともあります。
本来、どんなことにも良いも、悪いもないのですが、どうしてもこの尺度でジャッジをしがち。こうしたジャッジメントのフィルターが分厚いうちは、自分自身のフィルターに対しても、ジャッジをし、自己嫌悪に陥ってしまうことが良くあります。
あるいは自己嫌悪に陥りたくなくて、どんなフィルターがあるのかを見ようとしません。それも思い込みによるものなので、より高い視点で見れば、誰もが超えていけるもの。
そのことに気づき、思い込みを一つずつ外していくと視界は一気にクリアになり、晴れていきます。それまでの自分が、なぜあんなに苦しんでいたのか、思い出せなくなるほどです。
しかし、多くの人がこの過程で挫折をし、再び元の生活に戻ってしまう……。それも一人ひとりが選択した最善の道筋で、そのときに必要な選択です。
ただ、本当に準備のできた人から、軽やかにフィルターを外してほしい。そうした場を提供することが、私の役割だと感じています。
同じ想いを持つ仲間となら、変化は早い
私のクラスでは、アーユルヴェーダ、インド占星術、ヨガといったツールを使って、何層にも刻まれたフィルターを外し、自分の傾向、可能性を見出していきます。
TTのクラスは、参加者一人ひとりが自分自身と深くコミットすることを目的に、より濃密なプログラムを組んでいます。
事実、回を重ねるごとに一人、また一人と自分自身の能力、素質に気づき、輝く人生を自らの力でひらき始めています。
ひとりでは超えられない壁も、同じ目的をもった仲間となら越えることができる。浄化と癒しのプロセスを重ねながら、多くの受講生が本当の自分へと目醒め続けています。
彼らの原動力は、本当の自分に目醒めるという強い意志、自分を信じる強い心、そして諦めない気持ちです。
目醒めの連鎖が始まる
TTを受講くださった方の多くが、日常では何らかの役割を全うしようと努力をされています。けれど、その役割にうまく適応できずに、自信を無くしてしまったという方もいらっしゃいます。
そうした人たちも、安心して、リラックスして参加できるコミュニティになったのは、参加者の多くがエゴではなく、真我の声に耳を傾けるようになったからだと感じています。
相手を肩書きやキャリア、外見で判断しないのはもちろん、“自分と向き合う”という目的からブレずに参加くださる方が、本当に多くなりました。
2020年以降、本当の自分に目醒めることにコミットしている人が一層多くなっている、そんな風に感じています。
そして、自らの真実に気づき、目醒めた人たちは、また誰かの目醒めの道を照らすことになります。こうして、徐々に目醒めの連鎖が広がっていくことが、今の私の望みであり、喜びです。