大丈夫
この言葉を誰かに言ってもらえたり、心の中で唱えるだけでも、なんとなくホッとして落ち着く。そんな力を持つ言葉ですよね。
こんにちは、ヨガジェネレーション企画部のかめこです。
先週、産婦人科医:高尾美穂先生による著書「大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111」が、講談社より発売になりました。産婦人科医として20年以上、女性の体と向き合い続けてきた高尾先生。コロナになってからは、standFMなどの発信を続けることで、女性のリアルな悩みに多く出くわすようになりました。
自分では「もうダメだ・・・」と絶望的に思えることも、「大丈夫。こんな方法があるよ」と、そっと手を差し伸べる発信を続けている高尾先生。その高尾先生の数多くの発信の中から、111の体・心・仕事・パートナーとの悩みに対しての具体的な解決策・考え方が凝縮されています。高尾先生がそっと背中に手を置いてくれて、一歩を踏み出させてくれるようです。
「私の人生、この先、どうなってしまうんだろう・・・?」こんな風に感じながら、忙しい毎日を過ごしている女性に、ぜひ、手に取っていただきたい一冊です。
自分で作れる「大丈夫」がある。その大丈夫を少しづつ増やしていきませんか?
発売日の翌日、代官山蔦屋書店で出版記念イベントが開催されました。そこで高尾先生がお話されていたのは、「大丈夫には種類がある」ということ。
一つは状態を表す「大丈夫」。これは例えば、転んでしまった人がいて、その方に「大丈夫ですか?」と声をかける。これは大丈夫かどうか状態を確認するためですよね。
高尾先生のいう「ステップ2の大丈夫」は、自分の中の不安や心配、対策が必要なことに対して、取り組みをしているからこそ生まれる「大丈夫」。少しでも大丈夫ではないことがあると、不安の領域が大きくなってしまいませんか?その大丈夫じゃないことを放置するのではなくて、解決のために行動する。この行動によって作れるのが「ステップ2の大丈夫」です。
高尾先生は、このステップ2の大丈夫を増やすことで、女性は生きやすくなるとお考えです。
本が大好きな高尾先生は、蔦屋書店でイベントが開催できたことも、本当に嬉しそうでした。
高尾先生が考える「大丈夫」になるためのステップとは?
「大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111」には、先ほど、書いたステップ2の大丈夫を増やすための、具体的なアドバイスが111個載っています。その範囲は下記の通りです。(目次の言葉をそのまま掲載します)
- 生理とうまく付き合えば大丈夫
- 更年期は必ずやってくる。でも大丈夫
- 閉経しても、もちろん大丈夫
- パートナーとの悩みがあっても大丈夫
- 子供がいても、いなくても大丈夫
- 婦人科に行ってみれば大丈夫
- こころが不安でも大丈夫
- 仕事にモヤモヤしても大丈夫
- 体を動かせば大丈夫
- 考え方を少し変えれば大丈夫
でも、「ステップ2の大丈夫を目指すほどの余裕がない」という女性も、特に今は多いと思います。その時は、「無理して大丈夫と言わないで、誰かに打ち明けてほしい」ともお話しされていました。過去の自分で消化しきれない感情であれば、今の自分がそのことをどう捉えているのか、紙に書き出すなどして、言葉にできるようにして欲しいと。誰にも話せないのは、自分でも言語化できない場合があるから、と。
どんなに今が大丈夫ではない状況であっても、それでも歩みは止めないで欲しい。一歩一歩でも、たまには止まってもいいから。
そんなメッセージもお話しされていました。
高尾先生が教えてくれた、大丈夫本のオススメの読み方
高尾先生に大丈夫本(高尾先生はこう呼んでいるようです^^)の活用方法を教えていただきました。
それは「全部読むこと」だそうです。私たちは、大丈夫ではない穴を埋めるために、行動をしたくなりますよね。
そうなると、目次から自分が持っている悩みを抜粋して読むと思います。もしくは、パラパラっとして止まったページを読むということもあると思います。もちろん、高尾先生の考え方に触れて、一歩を踏み出せると思います。
なのですが、全部読むことによって、「私、これは大丈夫だ!」と自分がすでに持っている大丈夫を見つけることができるのです。
私たちは足りないことに目が行きがちで、足りていることにはなかなか気づきにくいですよね。
ぜひ、この大丈夫本で、自分の大丈夫を増やすことに取り組んでみませんか?私もそうしようと思います^^