草原の中で、麦わら帽子をかぶっている山田いずみ先生と「40代からの介護予防」のタイトル

山田いずみが提案!40代からの介護予防。カギは〇〇〇〇〇予防!

みなさん、「介護予防」と聞くとどんなイメージでしょうか。
こんにちは。ヨガジェネレーション企画部の琴美です。

いや、まだまだ先でしょ。そう思われるかもしれません。私もそうです。好きなものを好きなだけ、お酒も毎日飲んでいます。ただ年齢が上がるたびに、深酒をした翌日はちょっとしんどいなぁ、と感じるようにもなって来ました。

このままだといけない、と思いつつ、仕事終わりのあのプシュッという音とあののど越しを想像すると、負けてしまうのです…。

まだまだ、ピンとこない?介護予防という言葉。そもそも介護予防とは?

青い服を着た介護職の女性が高齢の男性と笑顔で話している
介護予防とは、「要介護」にならないように予防する取り組みの事

そもそも介護予防とは、厚生労働省の資料によると、

介護予防は、高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を目的して行うものである

参考資料:厚生労働省 介護予防について

要介護とは、身体機能や、認知機能の低下により、自分一人で日常生活を送ることが難しく、誰かの介護が必要な状態のことを言います。

やっぱりまだ私にはピンとこない、という方もいらっしゃるかもしれません。

ヨガジェネレーションにてチェアヨガとシニアヨガ講師を務める山田いずみ先生は言います。

山田いずみ先生 バストアップ写真
山田いずみ先生 バストアップ写真
高齢期に備える第一歩として、自分なりの健康習慣を見つける、というのが40代が始めるべき介護予防だと思っています。

早ければ早いほど! 「生活習慣病」のコントロールがキモ!

年齢が進むにつれ、身体機能、臓器機能、免疫機能、恒常性維持機能が衰えるなど、生理的老化も進行するのは当然です。

それらの機能の低下にともなって、生活習慣病が進行しやすく、生活習慣病から引き起こされる病気や疾患が重篤化しやすい状態になるのはイメージできますよね。

そして、疾患や病気が重篤化してそのまま要介護状態になってしまう、というケースがあります。

加齢に伴う生理的老化は避けられませんが、病気を引き起こさないように、若いうちから生活習慣を整えておくことが、「介護予防」に繋がると言えます。

「介護予防」=「生活習慣病予防」これだと、少し意識ができるのではないでしょうか。

山田いずみ先生 バストアップ写真
山田いずみ先生 バストアップ写真
それまでは、好きなもの食べて飲んで、運動も特にしなくても病気にはならなかったかもしれないけど、40代以降は生活習慣の積み重ねがダイレクトに身体と心に響いてくるよね。健康への意識が低いまま過ごせば、50代以降に生活習慣病を罹患するリスクも高まるし、老化も早まります

と山田いずみ先生は言います。

「生活習慣病」の定義、と原因は?

生活習慣病に繋がる、アルコールやたばこ、ストレスなどと、ベッドで苦悶の表情で目を閉じる女性のイラスト
若いころからの生活習慣は50代を過ぎて一気に体に影響が。

そもそも「生活習慣病」は、厚労省の資料によると、

食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群

参考資料:厚労省資料 生活習慣病を知ろう

と定義されています。
具体的には糖尿病、肥満、脂質異常症、高血圧症、心筋梗塞、脳卒中、がん、などなど、挙げればキリがなく…。命の危険も脅かすのが「生活習慣病」です。

以前は「成人病」と呼ばれ、加齢とともに発症、進行するものとされていましたが、実際は、

  • 運動不足
  • 過度な飲酒
  • 喫煙
  • 不規則な生活
  • ストレス
  • 不適切な食習慣

など、若い頃からの生活習慣が原因となって発症することが分かっています。

厚生労働省による「生活習慣病予防」の施策として

  • 運動施策の推進
  • 栄養・食育対策
  • たばこ対策
  • アルコール対策
  • 睡眠対策

などが挙げられています。

山田いずみが提案!40代からの介護予防

森の中で椅子に座って片足を反対の腿の上に載せて微笑んでいる山田いずみ先生
40代からの介護予防を提案する山田いずみ先生

山田いずみ先生は、長きにわたり介護施設で、ヨガを伝えていました。

要介護の利用者さんと共にしていると、

もっと早い段階でヨガに出会っていたら、もう少し違っていたかもしれない

と思うことが何度もあったのだそうです。

山田いずみ先生 バストアップ写真
山田いずみ先生 バストアップ写真
人生100年時代、最後まで自分の意思で生き生き過ごすために、40代は自分の取説を作り始める時って感じですね。

今は、シニアを中心にヨガを伝えているいずみ先生ですが、これからはシニアだけではなく、もっと若い世代の人たちにもヨガを伝えていきたいとのこと。

そして、これはまだ構想段階なのですが、将来的には今お住まいの長野県で、食事やヨガ、瞑想を取り入れたリトリートを定期的に行っていきたいのだそうです。

日本の超高齢化社会の問題は私たちの手に負えない問題ではなく、私たち一人ひとりの生活の心掛けで、もしかしたら解決に向かうことなのかもしれません。

皆さんも、40代から始める介護予防として、「自分自身の取り扱い説明書」を作ってみませんか?

山田いずみ先生の講座情報!