記事の項目
まずは人と比べることを止めてみる
多くの方が「自分の体は硬い」と思っています。それは、誰と比べてでしょうか。同じヨガクラスに参加している上級者やヨガの先生ですか?ヨガのクラスでは、1つのクラスの中に初心者〜上級者が混在していることも多く、これは言わば小学校1年生〜6年生が同じクラスにいて、1つの問題を解いているというような状況です。それでもヨガのクラスが成り立つ理由は、「ビギナー向けのポーズのオプションを用意している」ことや、「基本のポーズでも力の入れ方次第で上級者もしっかりカラダを使うことが可能」など、様々あります。ここで大切なのは、「ヨガを始めよう!」「ヨガを楽しもう!」と思ったら、まず、周りの人と比べるのを辞めてみることです。
硬いからこそ実感できる喜びがある
あえて比べるなら過去の自分
では、体が柔らかいか硬いかは、何を基準に判断すれば良いのでしょうか?「柔らかくても硬くてもどっちでもヨガは楽しい」これが答えとしては正解ですが、これを言ってしまっては終わりなので、今回のアドバイスとしては、「過去の自分」と比べてみることをオススメします。
自身の成長を楽しむ
つまり「柔らかい?」「硬い?」と考えるよりも「柔らかくなったかな?」と自分の体に問いかけることがヨガの楽しみの一つです。できなかったポーズができるようになったり、届かなかった場所に届くようになったり、そういった成長がヨガの楽しみのひとつでもあります。実は、最初に体が硬い方が伸び幅が大きいので、練習を重ねることで成長が見えて面白い、という側面もあります。
体は心の作用も聞いている
ストレスや緊張が体を強張らせることも
日々ヨガの練習をしていると、「あれ?なんだかいつものように体が動かない。」と感じる日がありませんか?いつもはできるポーズなのに、どうしても上手くできない時もあります。様々な理由が考えられますが、例えば、仕事のストレスを上手く抜くことができていなかったり、翌日に大きなイベントを控えていて緊張状態が続いていたり、心の硬さが体を強張らせてしまうこともあります。
心がほぐれると、体も開きやすくなる
心と体はつながっているもの。初めて行ったヨガクラスで「私、やっぱりカラダ硬いな…」と感じても、それは”初めての場”ということに緊張しているせいかもしれません。落ち着いて呼吸に集中することで、心もほぐれ、徐々に体も開いていくプロセスもぜひ味わってみましょう。
ヨガを楽しみ練習することに、初めから柔軟性が必要なわけではありません。練習を重ねるうちに体は自然と柔らかくなるものであり、周りの人と比べて柔らかいか硬いかを気にする必要も全くありません。少しずつでも変わっていく自分の体を楽しんであげてください。