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最近ではリーズナブルで手軽にRYT200を取ることが出来るようになりました。
資格を取ったけど、どうやってヨガインストラクターの仕事をはじめたらいいのか分からない。自分の為にヨガを勉強したけれど、せっかくなので何かの役に立てたい、というヨガ指導予備軍の方も多いのでは。
RYT200のカリキュラムは大前提「安全にヨガが指導できること」を目的として組まれています。
なので、RYT200を受講された皆さんは臆することなくヨガを伝えていくことをやっていっていいはず。
しかし、
- スタジオのオーディションを受ける勇気がない。
- 資格の役立て方が分からない。
- まだ自分なんかが教えていいのか不安。
などの理由で一歩先に進めない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんなお悩みをお持ちの方にヨガを伝える意味や、どんな方にヨガが届くといいのか、プラスαで学ぶと更に専門的にヨガが伝えられる対象者別の資格など、ヨガインストラクターとして一歩進むために考えたい3つのヒントご紹介します。
【ヒント1】そもそもなんでヨガを伝えたいと思ったの?を考える
なぜヨガを伝えるのか?「Why」を考える
ヨガを伝える意味?そんなの健康にいいからじゃないの?
とはいえ、実際にどうやって伝えていくかの行動に移すところまで落とし込めいない方は多いのでは。
まずは、具体的にどうやって伝えるかという「How」を考える前に「なぜヨガを伝えるか」の「Why」はしっかりと考えたいところです。これは弊社代表MIKIZOが口酸っぱくヨガビジネス講座でお伝えしています(笑)。
あなたがヨガを学びたいと思った理由は?
そもそも、ヨガの勉強をしたいと思ったのはなぜでしょうか。
ヨガの練習を終えた後の気持ちよさ、心地よさ。身体の可動域が増えて日常の動作が楽になったな、という変化。
ヨガ哲学を勉強すると、日々起こる問題やいやな事に対しての捉え方が変わり、人間関係がよりスムーズになったりストレスが減ったりした、という経験をお持ちのかたもいらっしゃるのでは。
なぜヨガをするとこんな良いことがあるのかを知りたくて、ヨガの勉強をされた方がほとんどでは無いでしょうか。
仮にヨガインストラクターの資格が手軽そうだったから、という理由だったとしても学んでいくうちに面白いと気づかれた方も多いのではないでしょうか。
良いこと、役に立つことを伝えられる喜びがある。
自分にとって良い変化があったきっかけがヨガだったとしたら、それを人に伝えたくなるのはごく自然なことです。せっかくヨガインストラクターの資格を取ったのであれば、たくさんの人に伝えてみたいと思いませんか?
【ヒント2】社会問題に対してヨガが出来ること。今ヨガを必要とする場面は?を考える
急に硬いテーマになりましたが、実際にヨガはどんな場面で役に立つでしょうか。
超高齢社会へのアプローチ
ヨガは身体や心、自律神経にも働きかける効果が期待されます。
いま、超高齢社会の対策に必要なことは圧倒的に「介護予防」です。誰しも、ヨガを今すぐ始めてもらうことはとても「介護予防」に役立ちます。
運動が嫌になってしまうようなキツイことをしなくても、今の健康を維持したり、呼吸や自律神経が整うヨガは、高齢者にとても相性がいいと言えるでしょう。
コミュニティを作って通う場所を作ったり、ヨガを通じて笑顔や会話を交わしたり、身体に触れてあげたりすることは、人の生活の質(QOL)を上げることにとても役立ち、介護予防にもつながります。
マタニティブルー、産後うつ、産後クライシス。心身ともに揺らぎがちな女性に
女性はただでさえホルモンバランスの影響により心や身体の状態に波が起こりがちです。特に妊娠、出産前後の女性はその変化が激しく、更に自分以外の命を守る使命も生まれます。
まだまだ出産や育児に関して女性への負担が大きいと言える日本では、身体と心をケアできる環境や周りのサポートがもっと必要です。出産でダメージを受けた身体。急激に変化するホルモンバランス。自律神経の乱れ。育児への不安や誰にも分かってもらえない孤独。文字にするのも憚られますが、虐待などの悲しい状況に陥ってしまう背景には、このようなケアが行き届かず不十分である事情も否めないのではないでしょうか。
マタニティヨガや産後ヨガが近くで出来ることは女性にとって心強い環境です。
身体のケア、心のケアが両方叶うヨガは女性のケアやサポートの体制として、十分機能する可能性があります。
子どもの成長や良好な家族関係を築く助けにも
育児に悩まない、という方はごく一部で小さい大きいに関わらず何らかの悩みを抱える、または抱えていた方は多いのでは。
育児放棄や少年犯罪など胸が痛くなるニュースや、ここ最近では「ヤングケアラー」という言葉も耳にするようになりました。
家族の在り方も多様化する中で、世には出てこない個人で抱える深刻な問題は実はたくさんあるのでは……、と想像されます。
子育ては核家族化する今こそ、社会全体でフォローするべきことと言えます。
ヨガのクラスに子どもや親子で参加できる場は、子育ての支援に役立てるのではないでしょうか。
【ヒント3】対象者別に特化した専門性の学びを深めて指導への自信を持つ。
RYT200を修了した皆さまは「安全にヨガを伝える」というヨガの良いところを伝える術をお持ちです。
ヨガクラスというコミュニティを作ることは社会貢献に繋がることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
さらに、先程ご紹介した「高齢者」「女性」「子ども」を対象にするヨガを伝えて行く上で、専門知識を磨くとより効果をあげることが期待されます。
「高齢者」「女性」「子ども」への専門知識を磨く上で役立つ指導者養成講座をご紹介します。
シニアヨガ指導者養成講座
高齢者の身体や心の状態を知ることは、加齢に伴う衰えに対して安全にヨガを伝えるうえで最重要ポイントです。シニアヨガでは、高齢者への安全なヨガ指導の方法を学ぶことが出来ます。
ムーンサイクルヨガ指導者養成講座
女性にとって、ヨガの男性的でダイナミックな動きが向かない状態があることを考慮して考えられた女性のためのヨガ。メディア出演やヨガ本の著作が多数ある、サントーシマ香がヨガとアーユルヴェーダの智慧を取り入れて考案した。
マタニティヨガ指導者養成講座
妊娠中の女性は適度に運動することを推奨されます。ゆったりと呼吸をしながらマイペースに動くことが出来るヨガは、マタニティ女性にピッタリ。とはいえ、禁忌のポーズもあるため、専門知識は学びたいところ。
産後ヨガ指導者養成講座
出産による身体のダメージ、具体的に言えば腹筋や骨盤底筋群への優しいアプローチや、急激なホルモンバランスの変化や育児へのストレスを緩和させるためのマインドへのアプローチが学べる。
キッズヨガ指導者養成講座
キッズヨガでは子どもの健やかな成長への秘訣が学べたり、子育ての悩みや不安を解決するヒントを得ることができます。発達心理学に基づいた適切な年齢で適切なヨガを子どもに伝えることは、鼻呼吸の促進や自分の身体に興味を持ってもらうことができ、健康的な生活意識の育成に役立ちます。
ヨガを伝えられる指導者資格RYT200を取ったけど、いまいち活かせていないという方は、ぜひこのようなことを考えてみて、実際にヨガを伝える活動を始めてみませんか?