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交感神経を意識的に働かせよう
雨の日は副交感神経が優位に働きます。リラクゼーションしやすくなる代わりに、心身ともに重くなりがちです。そんな時は、交感神経を刺激するアーサナを長めに行ってみましょう。
交感神経を刺激するアーサナ
ウールドヴァムカシュヴァーナアーサナ(アップドッグ)
胸を開き、背筋にたくさんの刺激を与える代表的なアーサナのひとつ。なんだか朝からぼんやりするときに少し長めにホールドしてみると、次第に目覚めてきます。
ウシュトラアーサナ(ラクダのポーズ)
アップドッグ同様、後屈系は心肺機能がアップしやすくなるので、たくさん呼吸が入らないときのお助けアーサナにも。
ササンガーアーサナ(ウサギのポーズ)
交感神経を働かせ、内臓機能を活発化することでむくみの対策にも。百会のツボを刺激してくれるので、眼精疲労や頭痛の緩和も期待できます。ササンガーアーサナは頭と胸、肩への刺激のみならばデスクでも行えます。周りから見るとちょっと怪しい見た目になりますが、首を怪我をしないよう椅子にしっかり腰掛け、頭をデスクに預け、背中で腕をバインドすれば、忙しいときでも学校やオフィスでリフレッシュできます。
吸気を長めにとってみる
呼気よりも吸気を長めに行う場合、交感神経が優位に働きます。どちらの長さが短くなっているか、呼吸の音に一層丁寧に耳を傾けられる貴重な時期こそ梅雨なのかもしれません。
トリプトファンを摂取しよう
太陽の光を浴びると、興奮や不快感を鎮めるセロトニンの分泌が活発化されます。日照時間の少ない梅雨時に、なんとなく気分がめいってしまったり、鬱っぽく感じがちなのはこのため。この時期は、セロトニンの材料となるトリプトファンを豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。トリプトファンは睡眠を促すメラトニンの材料にもなりますが、体内で生成できないため、外からの摂取が必要です。
トリプトファンを含む食品
鶏肉、チーズ、穀類、豆類、牛乳などのタンパク質のなかに多く含まれますが、特に植物性のタンパク質はセロトニンの分泌に良いそうです。また、トリプトファンはビタミンB6とくっついてセロトニンになるため、ショウガ、ニンニク、トウガラシなどの香辛料と一緒に調理するのがおすすめです。
外出の機会も減りがちな梅雨の季節。だからこそ室内でヨガを深めるたり、食事の摂り方にいつも以上に気をつけてみたりするなど、ヨギーならではの過ごし方で楽しくこの時期を乗り越えましょう。