「ツボ押し」効果UPの秘訣は『経絡(けいらく)』にあり!!

誰でもわかる超入門編「経絡」を知って、ツボ押し効果をアップさせよう!

初心者にもわかりやすい「経絡」とは?

東洋医学のイラストと鍼
経絡は東洋医学で用いられる

ツボと切っても切れない仲なのが経絡(けいらく)。簡単に言うと体中に張り巡らされたエネルギーの通り道で、経絡の中にツボがあるようなイメージです。経絡は東洋医学(日本の伝統医学業界の解釈では、漢方医学とツボなどを鍼や灸で刺激する物理療法・鍼灸医学のことをさしています)で用いられます。よく、経絡は路線、ツボは駅に例えられますが、その線路を走る電車が「気」=「生命活動の源となるエネルギー」となります。この路線は一人の体の中に14本通っています。

ツボとは経穴のこと、その数はなんと361個!

一般的に私たちが「ツボ」と呼んでいる「経穴」は、まだ解明しきれていないそうですが、ツボは世界保険機関であるWHOにも正式に認められており、WHOの定義では全身に361個あるそうです。経穴が大体どこにあるかについてもWHOは定めており、あくまでも目安ですが

  • 筋と筋の間筋と腱の間
  • 筋と骨の間
  • 関節のふくらんでいる部分

となっています。(正しい場所を割り出すには、もちろん勉強が必要ですね)

経穴を刺激して、経絡にエネルギーを通す

経絡を示した人体模型
経絡は線路、ツボは駅

経穴を刺激すれば、自然と経絡に影響し、そこをエネルギーが通る。このイメージは意外と大切で、「経穴だけ」という局所的なアプローチでなく、経絡をたどり体全体から患部に調和するようアプローチ出来るというのがポイントです。体の動き、作用を全体としてとらえるところに東洋医学らしさがでていますね。

経絡は血管のように体中を駆け巡っている

経路は体中を駆け巡っていて、皮膚の下だけでなく内臓に至るまで縦横無尽に走っています。ツボの効能に内臓への影響も含まれているのはそういうわけです。どこがどこに、どのように影響するのかはしっかり学ぶ必要がありますが、理解が深まれば、体中にアプローチができるようになります。

経絡と経穴を勉強すれば、ご自身、ヨガ友達やクラスの生徒さんはもちろん、疲れが抜けなくて嘆いているご家族にもセルフケアのノウハウを共有できるようになれますね。ご興味があれば、ぜひ腰を据えて勉強してみてはいかがでしょうか?