記事の項目
ゴールデンウィークもまもなく終わり。今日は子どもの日です。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は、「子どもの日」ということで、未来を生きる子どもたちの為に「ヨガの業界」として何が出来るのか。そんな視点で記事を書きます。
こんにちは ヨガジェネレーション まあこです。
先日ニュースになった「保育士の一斉退職」。少子高齢化という言葉が当たり前の日本で、私たちには保育や介護など、福祉に関しての課題があります。
全国有効求人倍率は3.12倍。保育士不足はなぜ終わらない?
こども家庭庁が発表した「有効求人倍率」によると、令和5年1月時点における保育士の有効求人倍率は、3.12倍。全職種における平均の有効求人倍率が1.44倍で、この数値と比べるととても高いことが分かります。
また、待機児童解消として園の運営会社が新たな園を次々と開設する影響で、現場では人手不足の状態が続いていると言います。
客観的に考えて、子どもの数が減っているのに、それでも満足に保育が充実していないのは、バランスが悪く感じませんか?
人手不足にもかかわらず、保育士を辞める理由として下記の項目が挙げられていました。
- 人間関係が悪い
- 給料が安い
- 仕事量が多い、労働時間が長い
- 体力的な負担が多い
- 認可外の保育園は、1人に割り当てられる子供の人数が多く、責任や負担が大きい
労働時間が長い割に給料が安いなど、心の余裕がなくなり、人間関係に悪影響を及ぼしているのかもしれません。
世界と比べた日本の子どもの割合と、日本の子どもたちが引き継ぐ課題。
日本の総人口は、2023年で1億2,434万人。そのうち年少人口(0~14歳)は1,414万人と11.8%を占めます。世界全域の年少人口割合(国連推計)は25.4%であり、日本は、年少人口の割合がかなり低い国といえます。また、人口も年々減少しており、2008年をピークとして年々減り続けているのが現状です。
少子高齢化かつ人口減少により、人と人とが支え合う社会生活の中では下記のような問題が待ち受けているといえます。
<今後の問題>
- 労働人口の減少により、事業縮小、競争力減退、国内市場の縮小。(国力低下)
- 社会保障制度が維持できなくなる。(財源不足)
- 有権者の中でも若年層が減ることで、高齢者向けの施策が優先されるようになる。(シルバー民主主義)
さらに、今では円安も加速しており、国全体が国力低下へと進んでいます。
今の現状から日本という国を見ると、暗い問題点が浮き彫りになっています。子どもたちに未来へのバトンを渡す私たちに出来ることは何でしょうか。
学校・家庭・地域が一体となって子どもを育む。協力し合い、助け合う時代へ。
保育士だけなく、学校の先生も足りない現状がある中、地域の体制も、少しずつ地域コミュニティーで助け合う流れへと変わってきています。
<具体例>
- 学校と塾が連携し、学校の勉強をサポート。
- 運動部活動の地域移行。
- コミュニティースクールの運営。地域コーディネーターがボランティアで個人や各種団地と繋がり、授業を行う。
- 学校行事支援、登下校の見守り、安全支援。
また、最近では人生100年時代ともいうように、元気で若々しい高齢者の方も多くいらっしゃいます。退職後に地域貢献でボランティアをされたり、再雇用制度で働いたりと、地域貢献・社会貢献をされています。ヨガジェネレーションにも、セカンドキャリアという目的で、50代60代から始める「ヨガ指導者養成講座(RYT200)」の資格取得に来られる方も増えてきました。
もちろん、ご自身の為に学ばれる方もいらっしゃいますが、卒業後に、家族や友達など、同じようなカラダの悩みを抱えている方々にヨガを教えている方もいらっします。
そんなヨガの学びを深めていらっしゃる方に、少子化の日本で地域貢献に繋がる次の学びとして「キッズヨガ」をご紹介します。子どもたちと関わる機会がある方、お孫さんと接する方であれば、ためになる学びになるはずです。
「キッズヨガは、道でもなく、サービスでもなく、教育です。」
そう語るのは、ヨガジェネレーションでもお馴染みの片岡まり子先生です。お子さんが通われていた保育園で「キッズヨガ」を始めて17年目になるといいます。
まり子先生が伝える「キッズヨガ指導者養成講座」では、子どもや社会、日本が抱えている問題点など、大きな視野の中で、「キッズヨガ」の必要性などを説いてくれます。
本当に子どもの為に何が必要か。カラダ的に思考的に。自身の経験も講座の中で沢山語ってくれます。その言葉の中には、きっと昔思っていたような言葉が皆さんの胸に刺さるかも知れません。大人になってしまった私たちに、今必要なものを教えてくれる内容の講座です。
まり子先生のように、お子さんの通われていた保育園や、地域の子ども園など、保育士不足で、困っている環境で「キッズヨガ」を教えてみてはどうですか?また、腰痛や肩こりなど、体力的にも負担の多いといわれる保育士さんの為に、開園前に「ヨガ」をしてみてもいいかもしれません。
きっと、その一歩が社会貢献へと繋がるはずです。
キッズヨガ指導者養成講座(オンライン) 次回開催5月20日21日 / 6月3日4日<月・火コース>