1人の先生に対する生徒さんの人数の違い
スタジオの収容人数がそれぞれ違います。もちろんスタジオや、講師の人気度合いによっても異なりますが、多くの場合、ヨガスタジオの定員は20人以下、多くて30人ほどではないでしょうか?また生徒さんが多いスタジオの場合には、アシスタントが入ることもあります。これに対して、スポーツクラブのスタジオは通常1人の講師に対して、50人ほどが収容できる場所も多いようです。
人数が多いスポーツクラブなどでヨガに参加する場合には、身体が硬くても講師に気づかれず、自分も気にならないというメリットがありますが、1人の先生に対して生徒さんが多過ぎて、講師が1人1人をじっくり見ることができないというデメリットもあります。
プロップス(ヨガの道具)の有無
ホットヨガスタジオもそうですが、スポーツクラブにはヨガを快適に行なうことをサポートをしてくれるプロップスがあまりありません。一方ヨガスタジオでは、通常1人につき2つのブロック、ベルト、ボルスター、ブランケットやタオルなどが用意されており、ポーズをとった時に、身体に負担がかからないようにサポートしながらクラスが展開されます。
スポーツクラブ独自のヨガスタイルを提供している
スポーツクラブによっては、そのスポーツクラブが独自で考えたヨガのプログラムを提供していることがあります。その場合、そのポーズやシークエンス(ポーズの流れ)を習得している講師であればヨガを指導することができるため、ヨガの哲学などはあまり重視されません。
これに対してヨガスタジオでは、ヨガの様々な面(呼吸法、ポーズ、瞑想など)を取り入れていることが多く、プログラムに関してもいくつかの流派をとりいれて構成されているなど、ヨガを総合的に楽しむことができます。
オーム(OM)の合唱や瞑想の有無
スポーツクラブのヨガのクラスの中で「オーム(OM)」というマントラを唱えるクラスはあまりないのではないでしょうか。また、「身体をとにかく動かしたい」と考えて参加している生徒さんも多いため、クラスの中で哲学の話をする時間もあまりありません。
けれどヨガスタジオの場合は、クラスによってはオームを唱えたり、哲学の話をしたり、呼吸法や瞑想を行なうこともあります。
スポーツクラブでのヨガとヨガスタジオでのヨガの大きな違いは、やはりヨガをスポーツとして提供するか、生活の一部として提供しているかの違いだと考えられます。スポーツクラブでしかヨガをやったことがないという方には、ぜひお近くのヨガスタジオに足を運んで頂き、違いを体感していただきたいです。