看護師が伝える!ヨガの効果を高める飲み物

看護師が伝える!ヨガの効果を高める飲み物

運動をする時、何を飲んでいますか?
ヨガのレッスンを受ける際にも、持ち物に「水分」と書かれていることが多いと思いますが、飲めるものだったらなんでもいいのでしょうか?
今日はヨガの効果を高める水分と避けたい水分について、身体の仕組みからお話ししていきます。

ヨガに最適な水分

ヨガに最適な水分
ヨガに最適な水分

結論からお伝えすると、ヨガに最適な水分は常温水です。
私たちの身体の約60%は水分でできており、水分は身体の各器官で必要とされる重要な物質です。平常時でも呼吸や汗、尿や便として体外に排泄されるので、定期的な水分補給が必要です。さらにヨガなどの運動時では、汗として水分が排泄されると共に血流が良くなることで血液量も増えるので、こまめな水分補給が欠かせません。また、ヨガの効果を高めるという観点から水分を選ぶ時に必要なことは、身体に負担がかからない水分を選ぶことです。身体の動きや内側へ意識を向けていきたいヨガの最中に、身体に最も負担をかけずに水分を補うことができる飲み物。それが、常温水です。

おすすめの水分

ヨガなどの運動時におすすめの水を紹介します。

  • 軟水:硬度100mg/l未満の水で、口当たりが柔らかい
  • 硬水:硬度300mg/l以上の水で、軟水に比べてミネラルが豊富に含まれる
  • 白湯:一度沸騰させて約50度程度まで冷ました水。身体が温まりやすい
  • レモン水:水にレモン果汁を加えたもので、無味の水が苦手な人でも飲みやすい

1日に必要な水分量

1日に必要な水分量
1日に必要な水分量

1日に必要な水分量について説明します。
1日に必要な水分量(ml)=体重(kg)×35
年齢によっても多少前後しますが、体重50kgの場合でおよそ1,750ml/日です。ヨガなどの運動をする場合は、プラスα水分摂取できるといいですね。
水分を1度にたくさん摂取すると、身体は“多すぎる水分”と判断して排泄してしまうので、少しずつこまめに摂取することが大切です。

ヨガの時に避けたい水分

では逆に、お勧めできない飲み物とはどんなものでしょうか。
まずは、冷たすぎるもの。たとえ水でも冷たすぎるものは体温を下げ、消化管に負担を与えてしまいます。常温を意識し、冷た過ぎる飲み物はヨガの最中には控えたいですね。
次に、お茶、甘い飲み物、カフェインやアルコールを含む飲み物。これらは全て消化の必要があるため、少なからず身体の負担となります。また、炭酸水も胃が膨れてポーズがとりにくくなる可能性があるのであまりお勧めできません。

いかがだったでしょうか?
日々のヨガで取り入れる水分にも、是非意識を向けてみてください。「喉が渇いた」と感じた時には、すでに身体の水分は不足していると言われています。喉の渇きを感じる前に、レッスン中もこまめに水分補給できるといいですね。