超高齢社会に必要なヨガ×解剖学

シニアヨガ指導の強い味方。超高齢社会に必要な解剖学の知識

「超高齢社会」。65歳以上の人口の割合が全人口の21%を占めている社会のことを指します。日本はすでに、2007年にこの比率に達し、17年が経過しました。

内閣府令和4年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)より

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。

人生100年時代、とはよく言いますが、もはやキャッチコピーにはとどまらない現実です。

100歳以上の人口は9万人以上。日本社会の現実

車椅子を押している介護の女性
超高齢社会はこれからも進んでいきます。

2023年に100歳以上の人口が9万人を超えた日本。この数字を聞いて、皆さんはどんな印象を受けたでしょうか。「人生100年時代へ」というキャッチコピーはよく聞きますが、もはや、他人事ではない、自分事。というのがわかるのではないでしょうか。

しかも、そのうちの8万人は女性。(女性って強いですよね)

厚生労働省プレスリリース

せっかく長く生きるのであれば、いつまでも楽しく生きていたい。自分で出来ることが多い方がいい。という願いを持つ人は少なくありません。

そんな願いを叶えることができるのが、ヨガとそして「解剖学」という味方です。

50代60代。若いころは気にならなかった不調や不快感

先日始まったMiwa先生のRYT200の一場面。
シニアへの指導はプロフェッショナル!Miwa先生

20代30代の頃は、自由に動けていた体。病気や怪我を除いて、健康な体であれば日常生活に支障が出るようなことはなかったと思います。ヨガをする上でも、若い頃は、どんどん新しいポーズにチャレンジしたり、動くことが楽しかった、という方もいらっしゃるはず。

若いころは、少々無理をしても、すぐに回復していたと思うんです。でも、私は今50歳なんですが、50歳60歳と年齢を重ねていくと、その中で出てくる痛みや疲れ、だるさっていうのが気になってくるんですね。

そう教えてくれたのは、ヨガジェネレーションでRYT200や筋膜リリースヨガ・経絡ヨガを伝えてくれている、鍼灸師、ヨガ講師のMiwa先生。

ヨガの先生としては約20年もの指導歴のあるMiwa先生。ヨガの指導をしつつ、鍼灸師の資格を取得。そしてご自身の生徒さんの平均年齢は70~80代!多くのシニアにヨガを教えています。

①解剖学の知識をつけ「考える」。シニアの悩みの解決に

肩が痛いシニア女性
悩みが多いシニア世代に更に効果的なヨガを

年齢を重ねた体に、「ヨガがいいよ!」という噂を聞いてヨガクラスに来てくれる生徒さんは大勢います。もちろん、ヨガはとても良いツールなので、普通に動くだけでも効果はあります。

しかし、来てくれた生徒さんに、もう少し何かお手伝いをしたい、今より効果的なヨガをお伝えしたいという方の大きな味方になるのが「解剖学」です。

前述した通り、シニア世代に差し掛かると、「今日は腰が痛くて…」「肩が痛いんですけど…」と訴えてくる人が増えてきます。そんな方々にもヨガをしてもらいたいし、受けてもらいたい。

解剖学を知っておくことで、痛みがある生徒さんがいらっしゃったときに『考える』ことができるようになります。まずどこが痛いのかを聞いて、どの筋肉が痛いのかがわかると、どんな動きをしていたからそうなったのかもわかります。それを、考えるには、まずは解剖学でどこにどんな筋肉があって、どんな時に使う筋肉なのかという知識がないとできないですよね。

Miwa先生はこんな風に教えてくれました。体の中にある骨や筋肉、筋膜を知っておくと痛みの原因やヨガを教えるときに避けた方が良い動きもわかるようになります。

②正しい筋肉や関節の使い方・動かし方がわかるようになる

Miwa先生にヨガクラスの様子
Miwa先生にヨガクラスの様子

また、解剖学では、どこをどう動かすのが正しいのか、どう動かすと怪我に繋がってしまうのかということも学びます。

正しい体の動かし方・使い方も解剖学を勉強するとわかるようになります。

とMiwa先生。

筋肉の使い方も、関節の動かし方も知っておくと怪我の予防に。シニア世代になると、一度痛めた部分の回復も遅くなります。

目の前の生徒さんを守るためにも正しい使い方は知っておきたいものです。

③日常動作のアドバイスやヨガの指導に活かせる!

Miwa先生の解剖学授業の様子
Miwa先生の解剖学授業の様子

そして、これまでの知識を日常動作のアドバイスやヨガの指導にも活かすことができます。

まずは、どこに何があるのかを知ること、その次はどうやって動かすといいのか、どうやったら痛みや怪我に繋がらないのかを学ぶ。そして最後に、それを日常動作やヨガに活かす。

この3ステップを踏んでいくことで、シニア指導の自信がつくはず。

教えたい、でも、怪我をさせてしまったら嫌だなと思っている方もいらっしゃると思います。でも、知識があるとそんな不安も払拭できますよね。

また、シニア世代は鍛えておきたい筋肉というのもあります。不調を取り除き、そして、元気な「今」を維持するには、鍛えることも必要です。どこを鍛えておけば、これからも元気でいられるのか、そういったことも解剖学を学んでおけばクラスに取り入れることができます。

2024年11月初開催!シニアヨガ解剖学講座リリース

Miwa先生のシニアヨガ解剖学講座

そんなシニアの体を学ぶためのヨガ解剖学講座がついにリリースしました!Miwa先生が教えてくれる「0から始めるシニアヨガ解剖学講座」です。

その名の通り「0から始める」なので、

  • 解剖学を基本から学びたい
  • RYT200で学んだけれどもう一度0から復習したい
  • 解剖学って苦手・・・でも再チャレンジしたい

こんな方にはぜひMiwa先生の元へ集まってほしいと思います。優しく丁寧にヨガ解剖学を教えてくれます。

いつまでも元気に。そして、自分も一緒にヨガを楽しめるといいですよね。解剖学の知識は、生徒さんのためにはもちろんのこと、自分の為にも使える知識です。

解剖学、と聞くとちょっと構えてしまうけれど、「自分を知ること」の1つです。これからもずっと一緒に生きていく自分の体を勉強することだと思うと、少し興味が湧いてきませんか?

これからの日本社会。更に高齢社会は進んでいきます。でも、自分も周りも出来る限りに元気に、そして、好きなことが長くできる、心と体を作るためにヨガ解剖学を一緒に勉強しましょう。